Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/19f4fc33f608504ec3b8a94ca17fc3b62b6ce47b
香港、中国、9月7日 (AP) ー ネパールで1300人以上が死亡した未曾有の洪水が発生してから数日後、中国人男性の陸海涛(ルー・ハイタオ)氏がトンネルから救出され、不安な日々を過ごしていた家族はようやく胸を撫で下ろした。 隊は洪水発生から10日後の5日、長さ225メートルの水力発電トンネルから陸氏を救出し、ヘリコプターで後送した。中国中央テレビ(CCTV)の報道によると、陸氏は病院へ搬送され、容体は安定しているという。 ネパールの防災当局によると、26日の洪水は氷河の崩壊が原因とみられ、同国では依然として5000人近くが行方不明となっている。 CCTVが公開した音声によると、陸氏はトンネル内の最も高い場所へ避難したものの、聞こえてきた救助隊の警笛を幻聴だと思っていたと振り返った。また、救助隊の光に向けて声を上げたが、当初は届かなかったと中国大使館員に語った。 「光が目の前に照射されたとき、信じられなかった」と陸氏は語る。「声はもう出さなかった。絶望していたからだ」 中国に住む陸氏の妹、陸海栄(ルー・ハイロン)氏は中国の国営メディア「紅星新聞」に対し、報道に先立ち救出の電話を受けたと明かした。しかし、ニュースの写真で姿を確認するまでは信じられなかったという。 紅星新聞によると、既婚で息子がいる49歳の兄は、以前は中国中部・河南省の農民で、大工仕事などの副業もこなしていた。今年2月、村の知人とともにネパールへ出稼ぎに渡ったが、海外で働くのはこれが初めてだった。 陸海栄氏は別の国営メディア「封面新聞」に対し、兄から詳しい勤務先を聞いておらず、行方不明者の家族による相互扶助グループで送られてくるニュースを見守るしかなく、食事も睡眠も満足にとれなかったと語った。 救出について同氏は「不幸中の幸いだ」と話した。 CCTVの報道によると、チベット側の国境エリアでは5日夕方の時点で43人が死亡し、外国人261人を含む519人が行方不明となっている。 政府主催の取材ツアーで外国メディアの共同取材班が撮影した映像によると、救助隊は吉隆国境施設を襲い人々を呑み込んだ土石流の現場で、油圧ショベルを操作して行方不明者の捜索を続けた。 6日、国境検問所の周辺は岩の破片や砂利で覆われており、被災現場の地上には被災者への追悼とみられる黄色のキクの花が供えられていた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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