Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/7f6f3a7d2430d5c78582c2a0c96ea1a9269cd089
【09月05日 KOREA WAVE】ネパールの大洪水で行方不明になった韓国人9人の捜索が、事故から10日目となる4日も続いたが、有力な手掛かりは見つからなかった。韓国海外緊急救援隊(KDRT)は午前と午後にヘリコプターやドローンを投入した。 KDRTは同日午前、拠点を置くバタール地域の軍基地を訪れ、現地の軍司令官と捜索方法を協議した。ネパール軍もヘリ2機を投入することに同意し、韓国側が要請したドローンによる捜索も認めた。 ネパール軍のヘリ2機は午前8時30分と9時ごろ相次いで離陸し、アッパートリシュリ(UT)-1水力発電所の堰付近へ向かい、トンネルや周辺を捜索した。その後、1機はドローン捜索チームを乗せて発電所建屋へ向かったが着陸できず、別の任務のためバタールに戻った。KDRTと韓国南東発電、斗山エナビリティの関係者を乗せたもう1機は着陸し、周辺を捜索した。 午前の捜索後、KDRTはネパール軍に、堰付近のトンネル、発電所建屋やイエローブリッジ周辺と近隣のトンネル、ラムチェから西ドゥンチェへ続く地域下部の山岳地帯という3つの捜索案を提示した。ラムチェとドゥンチェについては徒歩での捜索を提案した。 軍司令官は最初の2案を受け入れたが、3案目については危険地域で徒歩捜索が難しいとして拒否した。午後にはヘリで堰への接近を試みたものの難しく、発電所建屋へ移動。ドローン4機でトンネルや周辺を捜索したが、特異な点は確認できなかった。 現場は捜索隊員が直接近づくのが難しいほど険しいという。KDRT関係者は、UT-1から発電所建屋までは「ほぼ90度に近い山岳地形」で、一部には非常に深い峡谷があると説明。川から山岳地帯へ続く区間もほぼ全域が泥に覆われ、徒歩での捜索が不可能な地域だとした。 ネパール当局はUT-1から発電所建屋へ続く区間やイエローブリッジでも徒歩捜索を認めていない。このためドローンで堰や発電所建屋周辺を捜しているが、隊員による精密な捜索が難しいうえ、ヘリの運用も制限され、捜索範囲や方法に制約が出ている。 トンネル内部の捜索では危険な場面もあった。内部の状況を確認するため投入したドローンが、暗く狭いトンネル内で何かに衝突して墜落。ドローンを回収しようとした隊員が水に落ち、かろうじて脱出した。 このトンネルは中国側も捜索していたが、入り口から150〜200メートルの地点が石や泥で塞がれ、それ以上進めなかった場所だ。KDRTは追加の装備を投入して危険性や進入の可能性を評価し、捜索を続けるか判断する方針だ。 今後も堰付近のトンネルや発電所建屋周辺などで捜索を続け、ドローンも投入する。ラムチェ、ドゥンチェ地域での徒歩捜索については、ネパール軍の追加承認を待っている。 一方、韓国人9人が行方不明になったUT-1水力発電所から約6キロ下流にあるトリシュリ3A水力発電所では、作業員2人が9日ぶりに救助され、さらなる生存者の可能性も浮上している。ただし、韓国人9人が行方不明になったUT-1とは別の場所だ。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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