Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/15b5b4f998d39c87f8316aaa724fc6e1e5df8477
Gopal Sharma Liz Lee Ethan Wang [カトマンズ/北京 3日 ロイター] - ネパール当局は3日、先週発生した土石流で壊滅的な被害を受けた被災地で約2万戸の住宅再建が必要になるとの見通しを示した。水力発電関連のトンネル内に閉じ込められた作業員の捜索は続いており、行方不明者は依然として数千人に上っている。 氷河崩壊をきっかけにネパールと中国の国境地帯で発生した大規模土石流は、集落や村々をのみ込み、甚大な被害が出た。数千人が避難生活を強いられている。 国家災害リスク削減管理局のダルマラジ・ウプレティ長官はロイターに、「暫定的な推計では、7500戸が完全に破壊された」と語った。倒壊を免れた住宅も居住可能ではなく、約2万戸の再建が必要になると説明。「同じ場所に建て直しても意味がない」として、より安全な集落移転先の特定を進めていると述べた。 シャハ首相は2日、生存者の捜索を続けつつ、復興と再建に注力していると表明した。報道官によると、内閣は災害発生から13日目に当たる9月7日をネパールの国民哀悼の日と定めた。ヒンズー教の伝統では、13日目は正式な服喪期間の終わりを意味する。 ネパール側の死者は少なくとも1252人。4200人以上が行方不明となっている。ネパール政府は3日、外国人の行方不明者は少なくとも583人と発表した。多くは巡礼者やトレッカーだという。 中国はチベットでの死者を21人とし、ほかに541人が行方不明になっているとしている。 ネパールと中国の国境付近でパートナーが行方不明になったオーストラリアの医学生はテック企業に対し、捜索範囲を絞り込めるような位置追跡データを共有し、パートナーや被災した人々の発見にもっと協力するよう訴えた。 捜索救助活動に携わる陸軍幹部は、水力発電関連のトンネル内に閉じ込められているとみられる生存者について、インド、韓国、中国の専門家の支援を受けて捜索を続けていると語った。少なくとも900人程度が生存しているとみられている。 トンネル内には韓国人作業員9人が不明のアッパー・トリシュリ1水力発電所付近には、韓国の救助隊がドローンや救助犬などを備えて拠点を設けている。軍の報道官は、ランタンコーラ水力発電所のトンネルから2人の遺体が収容されたと明らかにした。 外国人記者のチベット入りが制限される中、救助活動に関する報道は主に中国国営メディアが提供しているが、報道は減少している。 オーストラリアは追加支援を表明し、ネパール当局と通信データを共有する方針も示した。 中国外務省は3日、テント、毛布、医療用防護服、衛星通信機器などを含む第3陣の支援物資をネパールに送ったと発表。報道官は3日の定例会見で、「中国はネパールのニーズに基づき緊急支援を継続し、国際的な救助協力を行う」と述べた。両国の気象当局が情報交換しているとした。 国連児童基金(ユニセフ)は、少なくとも2万2000人の子どもたちが安全な飲料水や衛生支援を緊急に必要としていると発表。ネパール政府は中国国境沿いで地滑りの早期警戒システムを再構築し、地震計、カメラ、衛星通信リンクを設置する計画だ。

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