Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/c470ebe897f4cb9ba4933a4046d3eb879d5977b0
ジェンジェン氏がフェイスブックに投稿した映像からは、現場の過酷な状況がうかがえる。チリメのトンネル前は泥が固まり、まるで月面のように荒涼としている。シェルパたちは事実上、孤立無援の場所で、チウラ(蒸した米を平たく押しつぶして乾燥させたもの)や菓子で空腹をしのぎながら、数日間にわたって捜索に当たった。2日にカトマンズへ戻ったジェンジェン・ラマ氏は、再びトンネルに派遣されるのを待っている。 【写真】ネパールで洪水が発生した当時の水力発電所事務棟 ジェンジェン氏は、チリメへ出発する前、フェイスブックに次のように書き込んだ。 「助けを必要としている人々を、私たち全員が魔法のように見つけ出し、救助できることを願っている。しかし、人間である私たちは、心から強く望んでいることを、いつでも実現できるわけではない。疲労と苦痛、飢えに耐えながらも、被災した家族の皆さんとともに前へ進んでいきたいと思う」 ネパール・シェルパ協会の顧問、アン・ドルジ・シェルパ氏(65)は電話取材に対し、「ネパール登山協会(NAM)と山岳ガイド協会が主導し、シェルパたちがトンネル内に閉じ込められた人々の救助に自発的に参加した。現在は兵士たちが機材を使い、トンネル内の泥を取り除いている」と説明した。さらに、「小型ショベルカーで作業しているが、泥は4~5フィートほど堆積しており、場所によっては砂も同じくらい積もっているため、作業の進みは遅いと聞いている」と述べた。 シェルパたちは本来、秋の登山シーズンにマナスル(8163メートル)遠征隊に合流する予定だった。しかし、今回の大洪水を受け、生業を後回しにして救助活動に参加した。今後、シェルパチームを追加で派遣するかどうかは、まだ決まっていない。アン・ドルジ・シェルパ氏は、「軍部隊が道を切り開いているため、すぐにシェルパが派遣される可能性は高くない」と述べた。

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