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BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、8月11日(日)夜7時から「日曜ゴールデンシアター」内にて、ゴダイゴコンサート「Godiego 40th Anniversary Live」を初放送する。今回は、ゴダイゴ結成40周年を記念して開催された本コンサートの内容を、セットリストとともに振り返っていく。 【写真】ステージでパフォーマンスをするゴダイゴ ■“クラシック音楽の殿堂”で開催された結成40周年記念のコンサート ゴダイゴは、1976年にデビューしたロックバンド。1978年に発売された「Monkey Magic(モンキー・マジック)」をはじめ、「Gandhara(ガンダーラ)」や「The Galaxy Express 999(銀河鉄道999)」など、誰もが一度は耳にしたことのある数々のヒット曲を生み出した。 1985年に活動休止宣言をおこなったものの、多くのファンの期待に応え、1999年には期間限定で再結成を果たす。そして結成30周年にあたる2006年には恒久的な再始動を宣言し、現在も精力的に音楽活動を続けている。 そんなゴダイゴの結成40周年を記念したコンサート「Godiego 40th Anniversary Live」が、2016年4月22日、23日におこなわれた。再始動後の楽曲から懐かしの名曲まで、全19曲が披露されファンも大いに酔いしれた。 同コンサートが開催されたのは、“クラシック音楽の殿堂”と呼ばれている東京文化会館大ホール。ゴダイゴのメンバー、フルオーケストラによるダイナミックなサウンドがホールいっぱいに響き渡り、約2時間30分にわたって最高の“プレミアムサウンド”が届けられた。 ■「西遊記」でお馴染みの名曲を一挙披露 今回BS松竹東急で放送する「Godiego 40th Anniversary Live」のオープニングでは、舞台袖からメンバーが登場すると「Pomp And Circumstance」を披露。キーボード&ボーカルのミッキー吉野が前奏を奏でると、ファンから“待ってました”と言わんばかりに大きな歓声と手拍子が送られた。 「威風堂々」のメロディラインを持つ本楽曲は、ゴダイゴファンの中でも人気の高い楽曲。大勢のコーラスとオーケストラの音色とともに迫力満点に届けられ、オープニングにふさわしいパフォーマンスとなった。 オープニングが終了すると、ボーカルのタケカワユキヒデが「こんばんは!ゴダイゴです!」とファンに挨拶。オーケストラやサポートメンバーの紹介があり、「最後まで楽しんでいってください!」と意気込みを語った。続いて披露された「The Sun Is Setting On The West」と「We’ve Got To Give The Earth A Chance」は、ドラム&ボーカルのトミー・スナイダーとともにしっとりと歌われ、美しい音色を響かせた。 その後、ゴダイゴとゆかりのあるネパールの首都・カトマンズにちなんだアルバム「Kathmandu(カトマンドゥー)」から「Coming Together In Kathmandu」を披露。MCでは、2015年にカトマンズで発生し、甚大な被害をもたらした震災についても触れ、被災地へ想いを馳せる感動的な一幕も見られた。 続くMCでタケカワは、「続いては西遊記関連の曲を…」と言うと、会場からは大歓声が。「Holy And Bright」「Monkey Magic」「Gandhara」と西遊記に関連する3曲が続けて歌唱された。「Monkey Magic」でのサビ部分の振り付けや、浅野孝已のギターソロも披露され、会場のボルテージは最高潮に。 その後楽曲が終わると、ここでメンバー紹介がおこなわれた。ギターの浅野孝己が「次は50周年(コンサート)になると思います」とコメントすると、ギター&ベースの吉澤洋治は「50周年の前に、45周年くらいで…」と笑いを誘う。そしてリーダーのミッキー吉野は、「常に音楽を中心に集まったメンバー。それだけは外さずに、今後も頑張っていきたい」と意気込みを語った。 同コンサートの中盤以降では、「Piano Blue」をはじめ、「Somewhere Along The Way」「Guilty」を続けて披露。そして、1977年に発売された2ndアルバム『DEAD END』の中から「Millions Of Years」と「Dead End - Love Flowers Prophecy」も披露。「Dead End - Love Flowers Prophecy」ではミッキー吉野のピアノソロセンスが光り、観客からも手拍子が送られた。 ■「アンコール1曲目は…」ファンに嬉しい“ネタバレ”を披露 その後のMCにて、タケカワが「もうあと1曲で(終わり)…」と告げると、多くのファンからは「えー」という声が。するとタケカワははにかみながら、「“えー”と言われると嬉しいと」と正直な気持ちを話す。最後の曲は、活動休止中に“これから頑張ろう”という気持ちを込めて作った「The Great Sea Flows」。バンドサウンドはもちろん、トランペットやバイオリンなどのオーケストラ楽器をフルに活用しての歌唱は、ラストにふさわしい感動的なものとなっている。演奏が終わると、メンバーは客席に手を振ってステージを後にした。 しかしその後、アンコールの声援に応えて、ゴダイゴのメンバーたちは再びステージに登場。タケカワは「アンコール1曲目は…あ、“1曲目”って言っちゃった(笑)」と、まさかの“アンコール曲が複数”という嬉しいネタバレを。これにはファンも大喜びの様子だった。 まずは2016年にゴダイゴが書き下ろし、桧家グループのCMソングにもなった「Tomorrow Of Your Dreams」。耳馴染みの良いメロディをさわやかに歌い上げ、「今日いらっしゃった皆さん、ありがとうございます!」と感謝を伝えた。 アンコール2曲目は、ゴダイゴの9枚目のシングル「Beautiful Name」。メンバーたちはサイドステップを踏みながら、笑顔で軽快にパフォーマンスを披露する。そして、途中でタケカワが即興で客席を2グループに分け、観客に「Beautiful Name」をフレーズごとに歌い分けさせる歌合戦もスタート。ファンの歌声を聞いたタケカワは、迷いながらも「こっちが勝ちー!」と勝利チームを決め、客席を大いに盛り上げた。 その後、劇場版アニメ「銀河鉄道999」の主題歌にもなった「The Galaxy Express 999」を披露。前奏が鳴った瞬間ファンは大歓声を送る。トミーが「We love you!」と叫ぶと、会場もそれに応えるように拍手を送った。 そして、アンコールのラストを飾った楽曲は「Celebration」。間奏でタケカワはバンドメンバー1人ひとりのもとへ駆け寄りセッションするなど、終始和やかな雰囲気に包まれながらコンサートは幕を閉じた。 華麗なるストリングスの響きとともに、ゴダイゴの40年の歴史を物語る「Godiego 40th Anniversary Live」。往年のファンはもちろん、あまり詳しくない人でも十分に楽しめるコンサートとなっている。
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