Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/6f1daebbfaf1e0d70aa205b4259a8fd102fe65af
FBS福岡放送
SNS上でデマが相次ぎ、外国人をめぐる課題が浮き彫りとなる中、留学生などによるスピーチコンテストが福岡市で開かれました。福岡での生活で感じたことや夢を日本語で発表しました。
■出場者 「皆さん、せっかく日本に来たので、一緒にいいイメージを作りましょう。」 「今、日本で必要とされている介護士になって、お年寄りのお世話をしたいのです。」 福岡市科学館で19日に行われた「日本語スピーチコンテスト」。日本人と外国人が文化を超えて互いに理解し合うことを目的に、2004年から開催されています。ことしは、福岡で暮らす留学生など13人の外国人が、日本での生活で感じたことや自分の夢を日本語で発表しました。
■ネパールから福岡に留学 パウデル・サンディプさん(21) 「留学生の皆さん、私たちがどうしてここにいるのか忘れないでください。私たちは夢を持って日本に来ませんでしたか。ですから、自分自身を信じてお互いに助け合いながら、諦めずに一緒に一生懸命頑張りましょう。」 パウデル・サンディプさん(21)はネパールからやってきました。去年7月から、福岡市の日本語学校に通っています。語ったのは、日本で生活しながら勉強に励む大変さです。 ■パウデルさん 「日本はネパールより物価が高いです。私たちは留学生活を続けるために、アルバイトをしながら勉強しなければなりません。学校から帰ってアルバイトをして、授業の復習や宿題をします。本当に忙しい時は、ご飯を食べる時間もありません。」 生活費や学費などを工面するため、パウデルさんは授業の合間をぬって、コンビニエンスストアや工場でアルバイトをしています。 ■パウデルさん 「国の家族は私たちがフェイスブックに投稿した写真を見て、日本で楽しんでいるなと思うでしょう。でも、私たちの笑顔の裏にはいつも心の痛みがあります。それは人には分かりません。自分にしか分かりません。私たちはいつも100パーセント頑張らなければと思って生きています。」
慣れない異国の地で生活を送るパウデルさんには夢があります。 ■パウデルさん 「日本で積んだ経験を生かせるように、ネパールに帰ってビジネスをしたいです。日本とネパールをつなげて貿易をしたいです。今、留学している人が多いです。留学生について少しでも考える機会があればいいなと思います。留学生についての理解や、温かいサポートがあればいいなと思います。」 会場でスピーチを聞いていた、日本語学校の先生は。 ■日本語学校の先生 「日常での体験など具体的なことでテーマを掘り下げていて、そういうところに特徴があって面白かったと思いました。」 「日本語学校の学生は本当に真面目に頑張っているので、一部の人たちのことを取り上げて、外国人は全部こうだというのは違うなと思う。真面目に頑張っている外国人のためにも、よくないところは是正していくことも大切だと思います。」 主催者は「今回の出場者のスピーチが、お互いを知って思いやる共生への一助となってほしい」と話していました。 ※FBS福岡放送めんたいワイド2025年10月21日午後5時すぎ放送



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