Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/6e7b5b5285f952cd090f5e0a1cdc6355fc262e2b
外国籍の子どもらを対象に学習支援などを行っている福岡国際市民協会(FIRA)が、7月からプログラミングや語学などの体験教室を行っている。新たな学びの場が、子どもたちの「居場所」となっている。 【写真】プログラミングを学ぶ子どもたち 8月上旬、吉塚商店街(福岡市博多区)のフリースペース「アジアンプラザ」では様々な言語が飛び交っていた。ネパールやベトナム、ミャンマーなどにルーツを持つ子どもや保護者らが集まる。パソコンやタブレットの画面を見ながら、プログラミングを学べるゲームや、個人のレベルに合わせて言語を学べるAI教材を使っていた。 子どもらは教室の合間にブロックやキーボードで遊んだり、学校の宿題を進めたりと、自由な雰囲気だ。お昼には、無償で食事も提供される。 こうした学びの方法は「STEAM教育」と呼ばれ、FIRAが7月から導入した。科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の頭文字をとったSTEAMは、各教科を横断的に学ぶことで社会問題の発見や解決につなげていくことを目的にしており、幅広い分野で活躍できる人材育成を目指している。 ネパール人のカンデル・スイキリティさん(小5)はアジアンプラザをよく訪れている。「いろんな国の子と遊べるのが楽しい。英語も少しできるようになった」。小学4年生の息子と訪れたベトナム人のトラン・ティ・バンさん(39)は「私は日本語がわからず、勉強を手伝えない。息子が友達と楽しそうに勉強できる場所があってよかった」と安堵(あんど)する。
朝日新聞社

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