2017年2月14日火曜日

外国人労働者、沖縄は5971人 3位フィリピン、2位中国、圧倒的1位は…

Source: http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/83556
2017年2月10日、GOOGLEニュースより
 沖縄労働局は9日、2016年10月末時点の沖縄県内の外国人労働者数は5971人で、前年の同じ時期に比べ21・9%(1073人)増えたと発表した。07年に事業主から国への雇用届け出が義務化されて以来最多。外国人を雇用する事業所数も最多の1279カ所に上った。国籍別ではネパールが1610人で最も多かった。次いで中国が890人、フィリピンが838人の順。
 ネパールのうち95・6%にあたる1539人が「留学目的」だった。
 外国人を雇用している事業所の産業別では、ビルメンテナンスや警備業務など「サービス」が977人で最も多く、リゾートホテルや居酒屋など「宿泊・飲食サービス」が932人、コンビニなど「卸売り・小売り」が778人だった。
 特別永住者などを除いた在留資格別では、留学生が最多の2083人、永住者や日本人配偶者といった身分に基づく在留資格者が1644人だった。
 外国人労働者を雇用する事業所の数は1279カ所となり、前年同期比で222カ所(21%)増えた。
 沖縄労働局の担当者は「外国人労働者にも日本人と同じように労働基準法が適用される。外国人を雇用する事業所には雇用管理をしっかり守ってもらいたい」と呼び掛けている。

ネパール山間部の空港への離着陸は エベレスト登頂に劣らぬ難易度?

Source: http://woman.infoseek.co.jp/news/neta/creabunshun_12421

2017/02/02、GOOGLEニュースより

Magnificent View #1220
テンジン・ヒラリー空港(ネパール)


(C)Jochen Schlenker / Masterfile / amanaimages
 世界にはたくさんの空港があるが、なかには、パイロット泣かせのものもある。離着陸に高い操縦技術が要求されるという、ネパールの山間にあるテンジン・ヒラリー空港だ。
 その理由は、滑走路がわずか約460メートルと短いうえに傾斜していること、標高約2800メートルに位置するため天候が変わりやすいこと、着陸誘導装置はなく目視での離着陸となるにもかかわらず濃霧が多いこと、さらに、離陸時にタイミングを誤れば目の前の崖に激突する可能性が大……などが挙げられる。
 これだけ不安材料が山積みながら、エベレストのネパール側の玄関口でもあるため、定期便は毎日発着し、利用者も多い。
 1953年にエベレストの初登頂に成功したシェルパ(登山ガイド)のテンジン・ノルゲイと、登山家のエドモンド・ヒラリーの名を冠したこの空港。その名に違わず、ここに無事に着陸することも、ある意味、チャレンジといえるかもしれない。

文=芹澤和美

ヒマラヤ・エアラインズ、ヤンゴン就航を開始

Source: https://www.myanmar-news.asia/news_byJiLhJp9C.html
2017-02-01
GOOGLEニュースより
ヒマラヤエアラインズ
2月24日から週2便運行
ネパールの航空会社ヒマラヤ・エアラインズが、カトマンズーヤンゴン便の就航を開始する。

カトマンズーヤンゴン便は2月24日から、週2便運行する。機体はエアバス320-214を使用する。チケットは往復320ドル。

ネパールとミャンマーは2006年4月、航空サービス協定を結んだ。これまで、ビルマ・エアウェイズがヤンゴンとカトマンズを結ぶ便を運行していた。

ブッダの生誕地訪問など、ミャンマー観光客の需要増加
ヒマラヤ・エアラインズはネパールと中国のジョイントベンチャー企業。2月10日から、クアラルンプール便の就航もはじめる。

政府の統計によれば、昨年、ミャンマーからネパールへの訪問客は2万5769人。ネパール観光市場にとって大きな存在となっている。

ミャンマーからの観光客の多くは、ブッダの生誕地ルンビニを訪れる。その数は1万5284人となっている。

同社副社長は、

ネパールからの国際便を強化できることをうれしく感じている。

需要の多い2つの新ルート開設により、ネットワークを拡大させていきたい。宗教的な旅行だけではなく、友人や親類間の往来にも役立ちたい。(ヒマラヤ・エアラインズ/プレスリリースより)


と語っている。

(画像はプレスリリースより)

2017年2月7日火曜日

人手不足解消の救世主になるか? 外国人労働者初の100万人超え

Source: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170204-00000008-zuuonline-bus_all

ZUU online 2/4(土)、ヤフーニュースより

2016年10月末時点の外国人労働者数が初めて100万人の大台を超え、108万3769人を記録していることが、厚生労働省のまとめで分かった。前年同期に比べて19.4%増え、企業に届け出を義務付けた2008年以来最多。全都道府県で前年の数を上回り、増加率もかつてない高さになった。

政府が労働力確保に向けて外国人労働者の受け入れを積極的に推進しているのに加え、地方の人手不足から企業が外国人労働者の採用に前向きになっているためとみられる。だが、一部に劣悪な労働環境を指摘する声もあり、働く環境の整備が課題となりそうだ。

■伸び率も調査開始以来の最高

厚労省外国人雇用対策課は2016年10月末現在で外国人労働者を雇用している全国17万2798事業所からの届け出数をまとめた。特別永住者や在留資格「外交」・「公用」は除かれている。

それによると、外国人労働者数は前年同期の90万7896人に比べ、17万5873人の増加。伸び率も調査開始以来の過去最高を記録した。外国人を雇用している事業所数は対前年同期比2万537カ所(13.5%)の伸びを示し、こちらも過去最高だ。

このうち、労働者派遣・請負事業を進めている事業所は1万6389カ所に達し、前年同期を801カ所、5.1%上回った。そこで働く外国人労働者は23万7542人で、前年同期に比べて3万2635人(15.9%)の増加。外国人を雇用している事業所全体の9.5%、外国人労働者全体の21.9%を占めている。

外国人労働者の国籍別内訳を見ると、最も多いのが香港などを含む中国人の34万4658人で、全体の31.8%を占めた。次いでベトナム人17万2018人(15.9%)、フィリピン人12万7518人(11.8%)、ブラジル人10万6597人(9.8%)。

特にベトナム人は前年同期比で6万2005人(56.4%)の大幅増加となった。このほか、ネパール人も5万2770人に達し、前年同期比1万3714人(35.1%)の伸びを示している。永住者、定住者、日本人の配偶者を持つなど在留資格を持つ人が38.1%を占め、留学生のアルバイトなど資格外活動が22.1%、技能実習が19.5%だった。

都道府県別では、東京都が27.6%でトップ。次いで愛知県8.0%、大阪府6.6%、神奈川県6.4%の順。産業別だと製造業が23.5%で1位になり、卸売・小売業が16.9%、宿泊・飲食サービス業が14.3%で続いている。地方では製造業や建設業の比率が高く、首都圏ではサービス業に従事する人が多かった。

■地方を中心に人手不足が深刻化

厚労省外国人雇用対策課は「政府が進める外国人留学生の就職支援や高度外国人材の受け入れが効果を上げてきたほか、留学生のアルバイト増加が影響した」とみているが、地方の人手不足も企業の外国人採用を後押ししている。

民間信用調査機関・帝国データバンクが全国1万285社を対象に2016年7月に実施した調査によると、37.9%の企業が正社員、24.9%が非正社員不足と回答した。半年前の調査に比べ、わずかに改善しているものの、地方では人口減少と高齢化社会の進行に伴い、人手不足が恒常化している実態がうかがえる。

正社員不足が深刻な業種は放送の76.9%をはじめ、家電・情報機器小売や情報サービスなど。非正社員では飲食店、飲食料品小売、娯楽サービスで高くなっている。

帝国データバンクは「人手不足による有効求人倍率の上昇や失業率低下は求職者に明るい材料だが、人材の獲得競争が激しさを増している」と分析している。

日本商工会議所が2016年4~5月に全国の中小企業4072社を対象に実施した調査でも、回答した企業2405社のうち55.6%が人手不足を訴えた。規模が小さい企業ほど人手不足が深刻で、零細企業の多くが外国人労働者に依存している実態は、厚労省のまとめでも明らみに出ている。

■求められる劣悪な労働環境の改善

しかし、外国人労働者のうち技能実習生や留学生について、劣悪な労働環境や賃金がしばしば問題視されるようになっている。2015年は賃金不払いなど労働基準関係の法律違反行為が厚労省の調べにより過去最多の3695事業所で発覚した。法務省入国管理局も273事業所に対し不正行為を指摘している。

中には無資格でのフォークリフト運転による死亡事故など悪質なケースも見られ、国内だけでなく米国政府からも批判の声が上がっている。

特に問題が多いといわれているのがベトナム人留学生で、ベトナムで日本留学ブームが起きているのを悪用し、有料で劣悪な労働環境のアルバイトをあっせんする違法ブローカーが暗躍しているという。

岡山県では日本語学校に通うベトナム人留学生が2015年、複数の工場で深夜のアルバイトを連日のように繰り返した末、突然死して問題になった。日本人が嫌がる長時間の深夜肉体労働に従事し、過労死したのではないかとみられている。

政府は留学生30万人計画を立て、発展途上国の若者を大量に受け入れようとしているが、国内では低賃金で重労働の仕事で働き手が不足している。単純労働での外国人入国が認められていないため、実習生や留学生として来日させ、実質的に単純労働者として受け入れている実態も垣間見える。

外国人労働者の増加を人手不足解消の救世主と喜ぶだけでなく、こうした劣悪な労働環境の改善も政府に求められている。

高田泰 政治ジャーナリスト この筆者の記事一覧(https://zuuonline.com/archives/author/takadatai)
関西学院大卒。地方新聞社で文化部、社会部、政経部記者を歴任したあと、編集委員として年間企画記事、子供新聞などを担当。2015年に独立し、フリージャーナリストとしてウェブニュースサイトなどで執筆中。マンション管理士としても活動している。

ネパール山間部の空港への離着陸は エベレスト登頂に劣らぬ難易度?

Source: http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170202-10012421-creaweb-life

CREA WEB 2/2(木)、ヤフーニュースより

Magnificent View #1220テンジン・ヒラリー空港(ネパール)
 世界にはたくさんの空港があるが、なかには、パイロット泣かせのものもある。離着陸に高い操縦技術が要求されるという、ネパールの山間にあるテンジン・ヒラリー空港だ。

 その理由は、滑走路がわずか約460メートルと短いうえに傾斜していること、標高約2800メートルに位置するため天候が変わりやすいこと、着陸誘導装置はなく目視での離着陸となるにもかかわらず濃霧が多いこと、さらに、離陸時にタイミングを誤れば目の前の崖に激突する可能性が大……などが挙げられる。

 これだけ不安材料が山積みながら、エベレストのネパール側の玄関口でもあるため、定期便は毎日発着し、利用者も多い。

 1953年にエベレストの初登頂に成功したシェルパ(登山ガイド)のテンジン・ノルゲイと、登山家のエドモンド・ヒラリーの名を冠したこの空港。その名に違わず、ここに無事に着陸することも、ある意味、チャレンジといえるかもしれない。

外国人労働者「100万人突破」で日本が直面する「移民問題」  フォーサイト-新潮社ニュースマガジン

Source: http://www.jiji.com/jc/v4?id=foresight_00201_201702030001

2017年2月3日、GOOGLEニュースより

磯山 友幸 
外国人労働者の数がついに100万人を突破した。厚生労働省が1月27日に発表した「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ」によると、2016年10月末時点の外国人労働者数は108万3769人と、1年前に比べて19.4%増加、4年連続で過去最多を更新した。
 この調査は、年に1回、すべての事業主に、外国人労働者の氏名、在留資格、在留期間などを確認してハローワークに届け出ることを義務付けているものをまとめたものだが、実は届け出していない事業者も多く、実際にはこれをはるかに上回る外国人が働いているとみられる。しかし、届け出に基づく公式な統計でも100万人を突破したことで、企業の人手不足が外国人労働者によって補われている実態が鮮明になった。
ベトナム人労働者が激増
 外国人労働者の増加ピッチが上がっている。2012年は前年比マイナスだったが、13年には5.1%増加、その後14年9.8%増→15年15.3%増→16年19.4%増と、増加率が年々大きくなっている。2012年末に安倍晋三内閣が発足し、13年からアベノミクスが始まったのと時を同じくして、外国人労働者が急増している。もちろん、アベノミクスによって景気が底入れし、人手不足が深刻化したことも背景にある。何せ雇用者数は2013年1月以降、対前年同月比で毎月増加を続けている。それにもかかわらず、有効求人倍率は上昇を続け、2016年11月の有効求人倍率は1.41倍と、バブル期の1991年7月以来の高水準になっている。
 安倍首相は繰り返し「いわゆる移民政策はとらない」と発言しているが、実際には外国人労働者なしに、日本経済は回らないところまで来ているとみていい。大都市圏だけでなく、地方都市や農村部でも、人手不足から外国人雇用の要件を緩和して欲しいという声が強まっている。
 外国人労働者というと中国人が大挙してやってきているようなイメージが強いが、実態は異なる。中国人(香港含む)は2012年の29万6388人から16年には34万4658人と4万8270人増えたが、年率にすれば1ケタの伸び。2013年2.5%増→14年2.6%増、15年3.4%増→16年6.9%増といった具合だ。
 最も伸びが大きいのはベトナムで、2012年には2万6828人に過ぎなかったものが、13年39.9%増→14年63.0%増、15年には79.9%増と激増、16年も56.4%増となり、実数では17万2018人になった。15万人近くも増え、今や中国に次いで2番目に多くなっている。居酒屋などでは中国人店員の姿が減り、ベトナム人を目にする機会が増えた。この数字をみると、なるほどと思うだろう。人数はまだ少ないが、ネパール人の労働者も増えている。2016年で5万2770人と、14年の2万4282人から2年で2倍以上になった。
 かつて外国人労働者というと工場などで働くブラジル人が多かった。日系人の受け入れを優先的に行ったためだが、リーマンショック後の製造業の景気悪化で、帰国を促す政策などが取られた。2012年に10万1891人だったが、14年には9万4171人にまで減少、この2年は増えたが、16年は10万6597人だ。

減少した「身分に基づく在留資格」割合

 もっとも、政府は外国人労働者の受け入れを全面的に認めているわけではない。外国人が国内で働くためには資格が必要だが、かつては「身分に基づく在留資格」が大きなウエートを占めていた。「身分に基づく在留資格」とは、永住権を取得した「永住者」や、日本人の配偶者、永住者の配偶者などが該当する。日本で働くブラジル人やペルー人はほとんどがこれに該当する。2012年の段階では外国人労働者のうち45%が当たっていたが、年々低下し、16年では38%になっている。
 もう1つが「専門的・技術的分野の在留資格」と呼ばれるもので、芸術、宗教、報道、医療、研究などの業種が指定されている。ただ、中には「興行」という項目があり、これを利用したフィリピン人がキャバレーなどでの接客に当たるケースが長年続いてきた。この「興行」はともかく、政府はこの「専門人材」に該当する外国人労働者には積極的に門戸を開いていく姿勢だが、実際には全体に占める割合は18%程度で、ここ数年変わっていない。
 さらに「技能実習」制度がある。これは日本の技術を海外に移転する国際貢献のための仕組みというのが「建前」で、工場だけでなく、漁業や農業の現場では多くの外国人が「技能実習生」として働いている。ただ、この制度では期間が原則3年と定められており、せっかく技能が身に付いたところで帰国になってしまう。もともと制度がそういう建前なのだが、人手不足にあえぐ現場では、技能実習を終えた経験者に日本で働き続けてもらう制度が必要だとする声が強い。そうした声を受けて、政府は技能実習の期間を5年まで延長できる制度を導入した。
 こうした技能実習生も実数では大きく増えているものの、外国人労働者全体の中に占める割合は2012年が19.7%、16年が19.5%とほとんど変わっていない。では、身分に基づく在留資格の割合が減った分、何が増えたのか。

「国も損をしている」


 実は、急増しているベトナム人の43.3%が「資格外活動」で働いている留学生なのだ。ネパール人はさらに割合が高く、61.2%が資格外活動となっている。実際には、本当の目的が「留学」ではなく、働くことにあるという例も少なくない。現地の日本語学校やブローカーが日本の留学先と働き先を斡旋している例もある。実際には制限時間を守らず、複数のアルバイトを掛け持ちしてせっせと働いている外国人も多い。 統計で増えているのは、「資格外活動」の分類だ。2012年の10万8492人から16年には23万9577人へと2倍以上に増加。全体での割合も15.9%から22.1%に高まった。その「資格外活動」とは何か。大半は留学生である。大学だけでなく、専門学校や日本語学校に留学生資格でやってきて、放課後にアルバイトをするようなケースだ。本来は勉学が目的である「留学ビザ」で入国した人が働くため、「資格外」と呼ばれる。留学生には週に28時間まで働くことが認められている。また、学校が長期休暇の間は1日8時間、週40時間まで働ける「例外」もある。
 都内の中華料理店の中国人料理長は言う。
 「皆、働くのが目的で日本にやって来る。28時間なんて守っている人はいない。記録に残さないで超過で働いている。われわれもそうした人材がいなければ商売ができない。正規に働けるようにルールを変えれば、その分、所得税も社会保険料も国に入るのに、ヤミで働いていたら税金も納めない。国も損をしているんだよ」
 実際、28時間ルールを守っているのは大学留学生の一部だけ、という見方もある。つまり、人手不足を補う「便法」として外国人留学生が使われているわけだ。「資格外活動」で働く外国人は2015年に31.1%、16年も24.6%増加している。

次々生まれた「便法」


 その次の「便法」が技能実習生制度だ。技術移転云々は「建前」で、本音は人手不足に悩む農村などでの働き手である。やって来る外国人も「稼ぐ」のが本当の目的なので、技能実習先を出奔して、より割りの良い働き口に移るケースなどが問題視されている。 日本ではこれまで、外国人の受け入れについて真正面から議論がされてこなかった。かつて政治の世界では「千万単位の移民受け入れが不可欠」といった主張がされた時期もあるが、「移民」という言葉へのアレルギーもあって、制度整備が遅れてきた。その一方で少子化の結果、人手不足は年々深刻化しているため、様々な「便法」が繰り出されてきた。最初はブラジルやペルーなどの日系人に在留資格を与えるというものだった。「日系人」ならば国内の反発が小さいとみたのだろうか。
 そして、留学生制度も「便法」になろうとしている。日本はアジアの国々との将来にわたる友好を築くために、留学生の受け入れを国の方針として掲げている。そのための助成金を出したり、ビザの要件を緩めたりしている。その本来の狙いが徐々に「建前」になり、若い働き手を確保する手段として留学生が使われ始めているのだ。
深刻化する「ダブル・リミテッド」問題
 1月25日に会計事務所の「太陽グラントソントン」が経団連会館で開いたセミナーで、元警察庁長官でスイス大使を務めた國松孝次氏がこうした「本音と建前の使い分け」が将来に禍根を残しかねないと警鐘を鳴らしていた。一時的な労働力として受け入れたつもりでも、外国人が定住するようになり、様々な問題が起きかねないというのだ。
 実際、ブラジル人の多い浜松市などでは、なかなかコミュニティに溶け込めず、教育上の問題も発生しているという。日系人とはいえ、実際にはアジア人以上に日本人とは生活文化の異なるラテン系の人たちで、日本に定住化するに当たって、様々な障害に直面している。ブラジル人夫婦の間に日本で生まれた子供が、ポルトガル語も日本語も十分にできないまま育っていく「ダブル・リミテッド」と呼ばれる問題などが1つの典型例だ。
 國松氏は言う。
 「まずは国として定住外国人にどう向き合っていくのか。外国人受け入れの基本方針を示すべきです。そのうえで、単なる働き手としてだけでなく、生活者として受け入れることを考え、日本語教育などきちんとした手当てを国の責任で行う必要があります」
 ドナルド・トランプ米大統領の誕生で、移民排斥のムードが世界を覆っている。だが、トランプ氏がことさら問題にするのも「不法移民」だ。日本のように基本的な方針を明確にせず、場当たり的な対応を続ければ、なし崩し的に外国人労働者が増えていくことになる。それこそ、日本人が最も恐れる「移民問題」に違いない。

ハローワークで10言語相談OK 外国人労働者支援へコールセンター

Source:  http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/305636


 国内で働く外国人労働者が100万人を超える中、厚生労働省は、急増するベトナム人やネパール人の母国語も含め、計10言語での就労相談に対応できるコールセンターを本年度内にも開設する方針を固めた。現在、通訳を置くハローワークは約2割で、九州では計3カ所で中国語など3言語に対応するだけだった。通訳機能を集約することで、各地のハローワークを訪ねる外国人の希望職種への円滑な就業を目指す。
 同省によると、現在は外国人の居住が集中する地域のハローワークが個別に通訳を配置。九州では福岡、大分両県内の3カ所のみで対応は英語、中国語、韓国語に限定、通訳の勤務も週1~2回にとどまっている。日本で暮らす外国人が全国的に増え、出身地も多国籍化している中で、近年は十分なサポートが難しくなっているという。
 新設するセンターは、ハローワークが開庁する平日午前8時半~午後5時15分に稼働。外国人がハローワークに来庁した場合、担当者がセンターに電話し、その場で電話先の通訳を介して職業紹介や就労相談に応じる。センターには通訳15人が常勤する予定。
 対応言語は、全国いずれかのハローワークが通訳を配置する英語、中国語、ベトナム語などのほか、新たにインドネシア語、タイ語、ネパール語も加わる。過去5年間で10倍に急増する九州のネパール人労働者などのアジアを見据えた。来年度まで運用を続け、利用状況を見ながら今後の対応を検討する。ハローワークに配置中の通訳は当面継続する。
 同省外国人雇用対策課は「国内の雇用情勢は改善しており、外国人労働者が力を生かすには今がチャンス。日本語が不得意な外国人でも、安心して仕事を探せる環境を整えたい」としている。
=2017/02/03付 西日本新聞朝刊=