Source:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/24bf00de31fea52a23ac2c0b11e497ec8d62c4a1
国際障害者スポーツ写真連絡協議会パラフォト代表
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タラゴナ(スペイン)で開催されるパラトライアスロン・ヨーロッパ選手権のエントリーリストを見て興味深かったのは、女子車いすクラス(PTWC)の出場者が開催国の1名のみだった一方、男子は多くの選手が集まっていた。パラリンピックムーブメントを牽引するヨーロッパにおいても、重度障害のある女性たちが競技スポーツへ参加する環境づくりには課題があることを感じさせる。
スポーツ庁による海外パラアスリート支援事業を取材した。紛争や災害などにより十分なトレーニング環境を確保できない国の選手を日本体育大学のチームが支援する。
2026 Europe Triathlon Para Championships Tarragona
出典:World Triathlon
「名古屋でパレスチナの旗を見たい」―紛争下のアスリートを支えるSFT-NSSU HOPEプロジェクトの挑戦(略)
出典:Paraphoto 2026/6/3(水)
静岡で2年目を迎えたパラ水泳ワールドシリーズは、異なる障害クラスの選手が同じレースで競うインクルーシブな国際大会(略)
出典:Paraphoto 2026/6/5(金)
スポーツ庁と日体大による「HOPEプロジェクト」は、紛争や災害などにより十分なトレーニング環境を確保できないパラアスリートを支援する取り組みである。取材では、パレスチナ初・唯一のパラスイマーであるHanin Abu Ghoshや、ネパールからのKadayat Jenishaにも出会った。しかし、支援は決して一方向ではない。競技や障害クラスによっては、日本より選手育成や普及の仕組みが進んでいる国もあり、日本が学ぶべき事例は少なくない。
そうした中で重要なのは、スポーツ文化が地域にどれだけ根付いているかである。HOPEプロジェクトの担当者も、支援する側とされる側ではなく、互いに学び合うことが本質だと語る。
パラ水泳ワールドシリーズで、スペインのTeresa Perales(写真)が女子150m個人メドレーで世界記録を更新した。パリ2024メダリストの富田宇宙は、スペインでは「どんな重度障害があっても日常的にプールで水泳を楽しめる土壌がある」と話していた。トップアスリートの活躍を支えるのは、競技力だけではない。誰もがスポーツに参加できる環境と、それを支える地域文化こそが、スポーツの未来を育む基盤なのだと感じる。
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