Source:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7312b8dbcc4611be4d1a24f0e5c08f6e76fc924c
6日、朝日新聞記事によりますと、宝塚医療大学を運営する学校法人「平成医療学園」が科研費5400万円を学園の経営資金として一時流用していたことが判明しました。
朝日新聞記事には「学園の代理人弁護士は朝日新聞の取材に流用を認め、『事務的な手続きミスで、学園の口座に全額戻している』と説明。『研究者への支払いについて、遅延などの実害は生じていない』としている」とあります。
科研費の学校法人への流用の背景には充足率の低迷があります。そして、ある学部では留学生比率が97.2%と異様に高いことが筆者集計で判明しました。
ココがポイント
学校法人「平成医療学園」が2025年、国から研究者個人に支給された助成金計5400万円を学園の経営資金に一時流用していた
出典:朝日新聞 2026/6/6(土)
和歌山市の宝塚医療大学和歌山保健医療学部で、3月18日、卒業式が行われ(中略)合わせて151人が卒業しました。
出典:WBS和歌山放送ニュース 2026/3/19(木)
外国人学生も多く、1年次は沖縄県宮古島キャンパス学生寮で共同生活をしながら地域観光を体験。2年次以降は兵庫県尼崎で
出典:宝塚医療大学 観光学部観光学科「FEATURES 学科の特長」
エキスパートの補足・見解
宝塚医療大学は保健医療学部、和歌山保健医療学部、観光学部の3学部を擁します。本部のある宝塚市のキャンパスは保健医療学部、和歌山市のキャンパスに和歌山保健医療学部、観光学部は1年次が沖縄県宮古島市、2年次以降は兵庫県尼崎市のキャンパスで学びます。
2024年開設の観光学部(定員)は初年度が18人、2025年は51人が入学しました。
沖縄タイムス2026年4月19日記事によりますと「同学科初の日本人となる4人をはじめ、ネパールやウズベキスタンなどから来日した新入生計51人が出席。ビザ(査証)の発行手続きで来日が遅れている学生24人が後日、合流」とあります。
そうなると、2024年18人・2025年51人の入学生は全員留学生、2026年は51人中留学生は47人、それに遅れている学生24人は全員留学生と見る方が自然でしょう。そうなると、2026年6月現在、観光学部の留学生比率は97.2%と異様に高いことになります。
大学全体でも2025年の充足率は60.5%と低迷していました。
科研費の流用について、文部科学省から調査を求められた、ということは調査内容によっては私学助成金の減額か不交付の処分が下される見込みです。

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