Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/f012583054ba8a248a56145a0e8359bac2614db9
生活に欠かせない食品スーパーについて、西日本、熊本日日、宮崎日日、南日本の4紙が実施したアンケートには、地域の“推しスーパー”への熱い思いが寄せられました。 ■「カリスマ部長」とオリジナルの弁当や総菜が並ぶダイキョーバリュー弥永店【店内写真】 「総菜が豊富」「家から距離があるが行きたくなる」。アンケートで福岡の“イチ押しスーパー”と呼び声が高かった福岡市南区柳瀬1丁目の「ダイキョーバリュー弥永店」。店には「カリスマ総菜部長」がおり、コンテストで14年連続入賞するなどローカル店ながら全国の注目を集める。店にはこだわりの総菜売り場のほか、珍しいスパイスが並ぶ一角や私設の“公民館”までも。「食の変態スーパー」を自称し、多くの客を引きつける店の魅力を探った。
店を運営する「ダイキョープラザ」は元は青果業を営んでおり、1978年にスーパーとして創業。市場がルーツの弥永店など県内に3店、長崎県五島市に1店の計4店舗を展開。弥永店で毎週開かれる名物の「日曜朝市」では店の入口で野菜などが対面販売され、目当ての客が詰めかける。 もう一つの“売り”が総菜だ。「毎日来ても飽きない店にしたい」と総菜部長の梶原正子さん(57)らが考案するオリジナルの総菜は全国スーパーマーケット協会主催の「お弁当・お惣菜大賞」で連続入賞。今年は福岡県糸島市の食材を生かした煮込み料理「ラタトゥイユ」などを詰めたランチプレートが優秀賞を獲得した。
「総菜は店を象徴する売り場」と浦田一延常務(53)は力を込める。現場のアイデアから手作りしたヒット作が続々誕生。おはぎにたっぷりのクリームを挟んだ創作菓子「はぎトッツォ」は、当初は週1回の販売だったが、人気ぶりに店の前に専門店を構えるほどになった。 考案した総菜が、即日店頭に並ぶ。そのスピード感の原点は「失敗しても大丈夫」という社風だ。現場の裁量が大きく、挑戦しやすい環境があり、ネパール出身の元留学生の社員に一任するスパイス売り場は、カレー店や愛好家に大人気。「小規模だからこそ、総菜作りや仕入れの機動力がある」と浦田常務は言う。
「総菜が売りなのに食べる場がない」。社員の声から店のそばにフリースペースを設けた。店で買ったお弁当を食べる人や、夕方には宿題をする小学生が集う。私設“公民館”として店と客をつなぐコミュニケーションの場になっている。 共働き世帯や高齢者に支持され、この数年で総菜の売り上げは約1・5倍に伸びた。「地元の人が喜ぶ一品を」。手間暇をかけ、真心を込めた手作り総菜が、きょうも店に彩りを添えている。
西日本新聞

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