2020年6月3日水曜日

【新型コロナ】在住外国人にも情報しっかり届けて 岡山市、SNSや多言語充実を要望

Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/2eb701f8cad437237abd18f0b74ed4dd05cc2857
5/27(水) 18:52配信、ヤフーニュースより

山陽新聞デジタル

 新型コロナウイルス感染症を巡り、岡山市で暮らす外国人から、情報提供が不十分との声が上がっている。感染状況や行政の支援、医療などの情報を求めているものの、十分手元に届いていないという。会員制交流サイト(SNS)を活用した発信方法の工夫や多言語対応の拡充を要望している。  在住外国人が市の施策へ提言する会議が20日、市役所であり、英国や中国、台湾など7カ国・地域出身の委員8人が新型コロナへの対応で意見を述べた。  外国人向けの情報発信の少なさを訴えたのは、ダン・チー・アンさん(ベトナム)。市内で感染確認が相次いだ時期に「状況が伝わらず不安だった」と話し、SNSで積極的に発信するよう提案した。  尹甲辰さん(韓国)は、在住外国人も対象になる一律10万円の給付金の情報が分かりにくいとし「このままでは申請方法が分からず受け取れない人がいる」と苦言を呈した。  アチャリヤ・プレム・プラサドさん(ネパール)は医療への不安を口にした。「熱が出てもどの病院に行けばよいのか。健康相談の窓口も分からない」  市によると、新型コロナの感染状況は市ホームページで情報提供しているが、外国語には対応していない。給付金や健康相談窓口などの情報は英、中、韓、ベトナムなど最大12カ国語でホームページに掲載している。ただ、たどり着くために日本語のバナーをクリックする必要があるなど、外国人在住者には分かりにくさもある。  市国際課は「情報提供しているつもりでも、必要な人に届いていないという実態が分かった。緊急時の情報発信の在り方を見直す参考にしたい」としている。

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