湿度と気温が上がってくると、どうにもこうにも体がかーっと熱くなるような刺激のある食べ物を欲します。 家パスタを最高においしくする調味料を発見! 2019年の8月号『暑い夏をやり過ごす』の特集内で料理家・植松良枝さんプレゼンツの「いつもの夏にスパイスを」というレシピページを担当しました。 お家でよく作る夏料理に、ブラックペッパー、コリアンダー、ガラムマサラ、クミン、花椒などの手に入りやすいスパイスをプラスすることで、いつもの味をひと味もふた味も変えてくれる。そんな植松さんのアイディアいっぱいのレシピです。
特に私のお気に入りがこちら。 食べやすい長さに切った豆苗にしらす、豆腐をのせ、その上から花椒の香りをうつし、かんかんに熱したオイルをジュワーっと回しかけるホットサラダです。 この企画を担当して以来、スパイス、特に花椒のおいしさにとりつかれ、我が家の食卓には必ず塩、胡椒に並ぶ調味料として登場するようになりました。 そんな花椒好きの私の最近のおすすめは、料理家・平野由紀子さんに教えて頂いたティムールペッパー。
ネパールのタライ地域にある熱帯雨林に住んでいる民族が栽培している山椒の仲間です。 見た目は花椒、かじると口の中で最初に鼻にふわっと抜けるフルーティな柑橘の香りが広がり、その後に山椒のようなぴりっとした刺激が追いかけてきます。
冷ややっこ、豚しゃぶ、素麺と本当に何にでも合い、ビールにも相性抜群で、すぐにまた食べたくなってしまう中毒性。……おそろしいおいしさです。 で、このティムールペッパーでまた新たな組み合わせを探したいと料理好きな姉と相談し、できた組み合わせがこちら。
チョコレートムースとチョコブラウニーの上にパラパラと。 チョコレートと胡椒の組み合わせは良く見かけるので、それを真似て振りかけてみたら……
絶品ですっっっ!!!!(白目) チョコレートの甘みとフルーティな香りと辛みの刺激のバランスがとてもよいのです。すべての味が口の中でまとまる感覚。これは病みつき認定です。 和にも洋にもお菓子にも。スパイスって奥が深い。そして組み合わせが楽しい! まだまだ病みつき味を探し求めようと思います。
撮影[ページ上部2枚]/大森忠明 ※2019年HERS8月号より
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