Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/37b34ee7f1a1cc6e1e18bc238b78c903aa9bdf86
(ブルームバーグ): ネパールで暴力的な抗議活動が広がり、オリ首相が9日に辞任した。デモ参加者がオリ氏の私邸や政府庁舎に放火したと現地では報じられている。
インドの通信社PTIによれば、数百人の抗議参加者がオリ氏の辞任を要求していた。学生ら若者を中心とした抗議活動で、今週少なくとも19人が死亡、数百人が負傷した。発端となったのは政府によるSNS利用禁止措置だった。
この禁止措置はその後解除されたが、抗議は収まらず、抗議参加者は国政運営に対する責任を問う行動を続けている。
カトマンズ・ポスト紙によると、政府の強硬対応に批判が集まる中、これまでに閣僚3人が辞任。警察は首都カトマンズの国会近くに設けられた制限区域にデモ隊が侵入した際、催涙ガスや放水銃を使用し、実弾を発砲する事態にまで至ったと現地で報じられた。
政府は先週、当局に登録を行っていない複数のSNSを禁止。フェイスブックやX、YouTubeなどがその対象となった。政府は偽情報やヘイトスピーチ、サイバー犯罪を防ぐ目的だと説明していたが、抗議者はこれを権威主義的姿勢の表れだと批判し、汚職を放置していると非難している。
原題:Nepal’s Prime Minister Oli Resigns After Deadly Protests (2)(抜粋)
--取材協力:Santosh Nair、Arun Devnath.
Swati Gupta, Eltaf Najafizada
0 件のコメント:
コメントを投稿