軍が出動し集団脱獄を阻止 騒乱が続いたネパールの首都

 Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2c648caf108736c13f51897c3146aa35059a4f0

9/11(木) 12:24配信、ヤフーニュースより

カトマンズ、ネパール、9月11日 (AP) ― ネパールの首都カトマンズで9月10日、市内の中心部にある刑務所、受刑者が警備の警察官を圧倒して脱獄を図ったが、軍が警告発砲して阻止した。 　受刑者らは獄舎や守衛所に放火、正門を突破して通りに押し寄せたが、軍の部隊がこれを阻止し、受刑者を別の収容施設に移送した。この騒乱で、負傷者などは報告されていない。 　騒乱が数日間続いた首都に秩序を取り戻すため、治安維持の任にあたる軍隊が住民に外出禁止を命じた。 　陸軍は9日遅く、治安部隊が法と秩序の維持に全力を尽くすと警告した。 　ネパールで軍が動員されることは珍しく、今回の騒乱で警察が事態の収拾に失敗したため出動となったが、当初は兵舎にとどまっていた。 　軍はこれまでに略奪容疑で27人を拘束した。 　政府が、主要ソーシャルメディアを遮断したことからZ世代の抗議デモが各地で激化し、過激化したデモ隊が政府庁舎や政治家宅に放火、一部の指導者が襲撃される事態となった。 　同国の蔓延する汚職に対する批判が高まるなか、首相が辞任したが、事態の収拾にはほとんど影響しなかった。 （日本語翻訳・編集　アフロ）