Source:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a703833341712832b01f1b6d5a7534795b505113
最後に開館した大阪・関西万博のネパール館。筆者も早速開館してすぐの7月に訪れてきました。
こちらでひときわ目立っているのが金色の仏舎利塔。
これと同じようなものが、なんと神戸市の須磨区にもあるのです。
施設名は「祈りの回廊 亜細亜万神殿(ネパール大震災復興紀念堂)」。
山陽電車須磨寺駅下車、北へ5分ほど歩いたところです。
この金色に輝く仏塔は「ストゥーパ」と呼ばれるもので、ネパールに行くとあちこちで見かけます。
てっぺんから四方八方へと伸びている旗は「タルチョ」と言うチベット仏教で用いられる五色の祈祷旗です。青は空、白は風、赤は火、緑は水、黄色は大地を表していて、経文が書かれています。
こちらの「ストゥーパ」は万博にあるレプリカではなく本物なので、お参りもできます。
ネパール式のお参りの作法が説明されているので、ネパール人になったつもりでやってみましょう。
このマニ車を順番に回しながら一周。
マニ車とはチベット仏教の経文が刻まれている仏具で、手で回した数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされています。
この「祈りの回廊 亜細亜万神殿」は、ネパール大地震被災者の慰霊と復興を祈る場として、2016(平成28)年に整備されたもの。
1979年に世界遺産に登録されたカトマンズ盆地の主な構成要素の一つで、ネパール最古の仏教寺院「スワヤンブナート寺院(下の写真)」を模した造りになっています。
須磨寺に寄進された東南アジアやインドの石仏も多数安置。
これはヒンドゥー教の三大神(トリムールティ)の一つで、4つの顔を持つ創造の神「ブラフマー」の頭部。「ブラフマー」は、宇宙に浮かんだ1粒の種が金色の宇宙卵となり生まれ、時間や空間、人間、神々等、あらゆる存在の基盤を創造したとされています。
「ストゥーパ」とともにこちらも必見!
大阪・関西万博のネパール館を訪れて、ネパールという国やヒンドゥー教に興味を持たれた方は、ぜひこの須磨寺の「祈りの回廊 亜細亜万神殿」にも足を運んでみてください。
まるでネパール館の別館とも言えるところですよ。
ちなみに須磨寺は、カンテレ newsランナーの人気コーナー「兵動大樹の今昔さんぽ」の7月放送分で紹介されました。「祈りの回廊 亜細亜万神殿」は、11分15秒あたりに出てきます。
大阪・関西万博ネパール館、おすすめグルメ
大阪・関西万博のネパール館には、ネパールの仏像や曼荼羅(まんだら)など約50点がずらりと展示され、なかなか興味深い内容になっています。撮影禁止の展示品が多いところを見ると、かなり貴重なものなのでしょうね。
大阪・関西万博のネパール館の詳しい様子はこちらのABCテレビ newsおかえりの動画で。
ネパール館はフードエリアも人気。
ストゥーパを囲むようにいくつか店舗が並んでいます。
筆者がいただいたものはこの2つ。
これは、「ジョールモモ(1,600円 税込)」。カレーの味のスープに浸していただく餃子のようなもの。皮がもちもちで美味しかったです。カレーはそんなに辛くはないので辛いの苦手な方でも大丈夫ですよ。
そしてこれは別の日にいただいた「ミックスチャウミン(1,500円 税込)」。「チャウミン」=「炒麺」なので、ネパールの焼きそばですね。
これが沖縄のケチャップ味の焼きそばにそっくり。
日本のソース味の焼きそばとも、マレーシア館のミーゴレンとも違う味。甘めの味付けで美味しかったです。
ネパール館は、パビリオンに入る列に並ばなくても、こちらからフードエリアだけ入ることができます。提供までの時間も早いし、それほど混んでいないのでおすすめですよ。

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