Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/cab775311f4a75588cae91c8b11f026cb13beaba
新型コロナウイルスによる外国人の入国制限が段階的に緩和されたことを受け、兵庫県姫路市四郷町山脇の日本語学校「創智国際学院」は2年半ぶりに入学式を開いた。ベトナムやバングラデシュなど5カ国74人が出席し、待ち望んだ新生活のスタートを切った。 入学式は見野の郷交流館(同市四郷町見野)で開かれ、インドネシア出身のニ・カデク・ノピ・アリヤンティさん(20)が「本当に来日できるのかと不安だったが、日本に着いて感激した」とスピーチ。平山裕康校長が「それぞれの国で苦労を乗り越えて日本に来てくれた。日本語を勉強して将来への大きな一歩にしてほしい」と話した。 同校には、高卒や大卒の資格があるバングラデシュ▽ベトナム▽インドネシア▽ネパール▽中国▽パキスタン-の6カ国計87人が入学するが、入国が間に合わず、オンラインで入学式に参加した留学生もいた。 同校では半年に1回入学式を行ってきたが、コロナの影響で2019年10月以降は入学式を中断。来日を断念し、留学先を韓国やオーストラリアなどに変更した人もいるという。 アリヤンティさんも来日が1年遅れ、自宅で独学を続けてきた。日本の大学に進学して経営学を学び、自分の店を持つのが夢といい、「夢をかなえるために頑張るしかない。日本の生活はまだ慣れないけど楽しい」と目を輝かせていた。 留学生は寮生活を送り、介護施設などでアルバイトをしながら日本語を学び、就職や大学、専門学校などへの進学を目指す。(井上 駿)
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