Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/4f59b2c331be974c3ead960deed1f757a1ddebed
配信、ヤフーニュースより
みなさんは、山と川の世界一はどこで、どのくらいの規模なのか、そして世界遺産が一番多い国はどこで、どのくらいの数があるのか、知っていますか。阪急交通社が発表した「さまざまな世界一に関する知名度調査」によると、世界一高い山が「どこかわかる」と答えた人は約6割だったそうです。 【写真】世界の「高い山」TOP3を見る 全国の20代以上の男女554人を対象として2021年12月に行なわれた調査です。
▽山の知名度
はじめに、「山の高さ」から見ていくと、世界一高い山はエベレストですが、「どこかわかる」と答えた人は66.4%でした。2位のK2(ケイツー)になると大きく下がり13.4%で、3位のカンチェンジュンガでは5.1%となりました。また、エベレストの高さについては、「はっきりと答えられる」「何となくなら答えられる」を合わせて46.0%だったそうです。 【第1位:エベレスト】 ネパールとチベットの国境にある、標高8848mの山です。世界中の登山者あこがれの山であり、技術や装置の進化によって登頂率は昔と比べかなり上がっているそうです。ただ、個人の登山に要するお金は1000万円以上とも言われ、よほどの覚悟や準備がないと挑めません。登れはしなくても一生に一度見るだけでも見てみたいということであれば、周辺にあるエベレスト街道というトレッキングコースを歩けば、近くからその姿が臨めるといいます。 【第2位:K2(ケイツー)】 中国とパキスタンの国境にあり、標高は8611m。エベレスト以上に登頂の難易度が高い山として知られています。「K2」という名前の由来は、カラコルム山脈(Karakoram)を測量する際、山ごとにK1、K2、K3という番号を振っており、その番号がそのまま山の名前になってしまったからだそうです。 【第3位:カンチェンジュンガ】 ネパールとインドの国境にある山です。カンチェンジュンガはチベット語で、「偉大な雪の5つの宝庫」という意味。標高8586mの本峰をはじめ、西峰(8505m)、中央峰(8478m)など5つの峰を持つことに由来するそうです。
▽川の知名度
続いて、「川の長さ」について見ると、1位のナイル川の知名度は45.3%でした。2位の「アマゾン川」では9.4%、3位「長江」は6.1%だったそうです。なお、ナイル川の長さがどのくらいかについて、「はっきりと答えられる」「何となくなら答えられる」と回答した人は19.6%だったそうです。 【第1位:ナイル川】 アフリカ大陸北東部を南北に流れる川で、長さは6695kmもあります。「エジプトはナイルの賜物」とも呼ばれ、ナイル川により農業が上手くいき文明が栄えたというエジプトから、白ナイル川(ナイル川の支流)の源流となるビクトリア湖があるウガンダ、青ナイル川の源流となるタナ湖があるエチオピアまで10カ国以上を通ります。 【第2位:アマゾン川】 南米のブラジルやその周辺の国を流れる、長さ6516kmの川で、ナイル川と同じくらいの長さがあり、アマゾン川の方が世界一長いとする説もあります。流域面積の広さでは世界一です。アマゾン川に観光に訪れたら、熱帯雨林の大自然を堪能したり、ピラニア釣りが楽しめるそうです。 【第3位:長江】 日本では過去に揚子江と呼ばれていたこともある長江(ちょうこう)は中国中部を東西に流れる川。長さは6380kmあります。長江の流れが作り出した渓谷「三峡(3つの渓谷の総称)」で絶景を楽しむクルーズが観光客に人気で、周辺には三国志ゆかりのスポットも点在しています。
▽世界遺産の数が多い国
最後に、「世界遺産の数が多い国」について見ると、1位は「イタリア(58個)(知名度:13.7%)でした。次いで、2位「中国(56個)」(知名度:7.9%)、3位「ドイツ(51個)」(知名度:2.7%)となりました。ちなみに、日本の世界遺産の数は合計25個だそうです。 【第1位:イタリア】 世界遺産は文化遺産と自然遺産、複合遺産(文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えているもの)に分かれていますが、イタリアは文化遺産が52個、自然遺産が6個という内訳です。文化遺産では、「屋根のない美術館」とも言われるフィレンツェ、ミケランジェロの「最後の晩餐」で有名なシスティーナ礼拝堂があるヴァチカン市国、自然遺産では、つきでた尖峰が独特な姿を見せるドロミテなどが世界遺産として登録されています。 ちなみに、「イタリアにあるいずれかの世界遺産に行ったことがありますか」と聞いたところ、「行ったことがある」(14.4%)と回答した人が1割を超えていることがわかったそうです。 【第2位:中国】 文化遺産が38個、自然遺産が14個、複合遺産が4個と、自然遺産や複合遺産の数も多いです。約2万1000kmにも及ぶ大城壁「万里の長城」などはあまりにも有名。高さ200mを超える石柱が3000以上もそそり立つ自然遺産「武陵源(ぶりょうげん)」と歴史地域の景観は圧巻です。 【第3位:ドイツ】 2021年に「ダルムシュタット」や「ヨーロッパの大温泉都市群」など5件が世界遺産として新たに登録されたことで3位となりました。完成まで600年余りが費やされたというケルン大聖堂、中世の美しい街並みが残るバンベルクなどが文化遺産として登録されています。
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