Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/e37f07221311514627ead46a5159f23743d7f873
ブリンケン米国務長官は3月31日、全てのパスポート(旅券)申請者が4月11日から性別欄に男性「M」でも女性「F」でもない選択肢として「X」を選べるようになると発表した。多様性を尊重するバイデン政権の姿勢をアピールする狙い。
自身の性別を男女どちらでもないと認識する人々は「Xジェンダー」と呼ばれている。国務省は2021年10月に「X」と記載されたパスポートを初めて発行。米メディアによると、自身を男女どちらでもない「インターセックス」と考え、男女以外の記載を認めるよう訴訟を起こしていた元米兵に交付された。
性的少数者(LGBTQなど)の権利拡大の推進はバイデン政権の重要政策の一つ。国務省は21年6月には性的少数者に配慮したパスポートの発行手続きを始めると発表し、出生時と違う性別を選ぶ際に義務づけられていた医療機関の証明書の提出を不要とする措置がとられていた。
パスポートへの男女以外の性別表記は、オーストラリア、ニュージーランド、ネパール、カナダなどですでに認められている。【ワシントン鈴木一生】
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