Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/37ac4f0aef29b73040acc859ab120ac5988f3511
配信、ヤフーニュースより
大村入国管理センター(長崎県大村市)に収容されているネパール人の男性(39)が、適切な治療を受けられず症状が悪化し歩行困難になったとして国に損害賠償を求めている問題で、代理人弁護士が入管側に医療環境改善や手術などを求めて県弁護士会に人権救済を申し立てている。男性は寝たきりの状態で健康状態が悪化し「生命の危機にあり、一刻も早く適切な治療が必要」と訴えている。
訴状などによると、男性は2019年4月に施設内でサッカー中に左股関節を負傷。診察を先延ばしにされ、同年8月に外部の病院で大腿骨頭壊死症と診断されたが、痛み止めを処方されただけで適切な治療を受けられないまま症状が悪化。排尿障害を併発した他、21年末には背中の激しい痛みで救急搬送された。
17日付の申立書では「男性は適切な医療を受ける権利が侵害され健康状態が悪化。入管は手術適応を決定する義務を怠り、漫然と病気が悪化するまま放置していることは人権侵害に該当する」と指摘。入管側に男性の手術や施設のバリアフリー化などを求めている。
弁護人や支援者らによると、男性は車椅子に座ることができず、現在はストレッチャーに乗せられたままの面会となり「早く手術してほしい」と訴えているという。【田中韻】
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