京都府福知山市前田、日新中学校生徒会(齋藤真華会長)は、ネパールの子どもたちを支援する国際貢献活動に取り組むことにした。実際に活動を始める前に現地の様子を知っておこうと、鉛筆などを贈り続けている「ネパールの子どもたちを支援する福知山の会」の小滝篤夫代表(71)から話を聞く機会を設けた。 生徒会の国際貢献活動は、毎年の福知山の会の活動を見聞きして、みんなで決めた。どんな取り組みができるのかを考えるため、15日に齋藤会長(3年)ら生徒会役員7人と今村大輔校長、担当教諭が、小瀧さんを迎えて講話を聴いた。 福知山の会は、寄付金で購入したり市民から寄せられた鉛筆、ノートなどを、教育環境が整っていないネパール山岳部の学校に贈る活動を2001年から続けている。小滝代表は、文具などの支援物資を現地に送るためには多額の輸送代がかかるため、リュックサックに入れて持っていっている現状を話した。 現地の子どもたちについても紹介。「非常に勉強熱心で、将来自分の生活を良くするために、様々な力を付けている」と述べた。 また20年間続く活動の原動力は、雄大なネパールの自然と助け合って懸命に生きる人々に引かれたことと、限られた地球上の資源を大切にする環境の発展に貢献したいという思いの2点を挙げた。 今後の活動としては、新型コロナウイルスの影響で、現地への渡航ができない現状を伝え、生徒会には「どんな活動が可能か考えてほしい」と呼びかけた。 講話後、役員たちは小滝代表に、活動をするきっかけや現地での滞在期間日数、文房具の需要などについての質問をした。 齋藤さんは「ネパールの子どもたちの様子や寄付を続ける小滝さんの気持ちなどがよく分かりました。これからできる社会貢献を考えていきたい」と話していた。
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