Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/20be7196b52cd39b0936288bf098db31fb787839
超大型ドキュメンタリー『地球最後の秘境マダガスカル!神秘の珍獣奇獣求め島一周6千キロの旅』(テレビ朝日系 午後9時~11時24分)が、4月9日(日)に放送される。 南米アマゾンでの体当たり取材で全身真っ黒という前代未聞の姿になり、“破天荒ディレクター”の称号をほしいままにした“ナスD”こと友寄隆英ディレクター。そんな彼が日本屈指のアルピニストでもある“伝説のディレクター”大谷映芳氏と組んでヒマラヤ最奥の聖地、ネパール・ドルポを訪ねた『天空のヒマラヤ部族 決死の密着取材150日間』(2020年3月8日放送)から3年。 この個性的すぎる最強タッグにテレビ朝日アナウンサー・山本雪乃が加わり、“地球最後の楽園”といわれるマダガスカルへ。大自然、絶景、貴重な動植物、さらには民族や文化まで、マダガスカルという国のリアルに迫る。 初めて秘境の旅に挑む山本雪乃アナは2014年にテレビ朝日入社。現在、『グッドモーニング』でエンタメコーナーを担当している。そんな山本アナをバックアップすべく同行する元テレビ朝日ディレクター・大谷映芳氏は、局員時代、世界最難関K2の西陵ルートの世界初登頂に成功。日本屈指の冒険家、故・植村直己氏も取材した経験を持つ心強い存在だ。今回は、ディレクターを担当するナスDの下、山本アナ、そして大谷氏がマダガスカルの旅に出発する。
一行が向かったマダガスカルは日本の1.6倍の面積を持ち、世界第4位の大きさを誇る島。かつてアフリカ大陸やインド、オーストラリアと陸続きだったが、大陸が分裂して孤島となったため、生物は独自の進化を遂げ、生息する動植物の80%が他では見ることのできない固有種という珍しい場所だ。現在でも数多くの霊長類が伸び伸びと暮らし、カメレオンなど爬虫(はちゅう)類の新種が続々発見されている。 また、南北に連なる背骨のような山地を挟んで、島の東側は熱帯雨林、西側はサバンナと異なる環境が広がり、長い年月をかけて作り上げられた多様な地形を展開している。そんな神秘の島・マダガスカルを首都アンタナナリボから、ぐるっと時計回りに1周。2か月間、総移動距離6000キロの旅を繰り広げるとともに、現地で激撮してきた貴重映像の数々を独占公開する。 旅では、キツネザル、カメレオンなどマダガスカル固有の珍しい動物たちの姿を追い、彼らの進化の神秘に迫っていく。中には、全長およそ2センチの世界最小カメレオン“ナナヒメカメレオン”を探すプロジェクトも。彼らが生息しているとされる“ソラタ山塊”に、テレビカメラが初潜入する。もし動画が撮影できれば世界初の快挙となるため、数日間にわたって熱帯雨林を探索。広大な森の中から、わずか2センチのカメレオンを見つけることはできるのか。 また、一行はマダガスカルならではの絶景の撮影にも挑戦。島西部に広がる世界遺産「ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区」は、石灰岩の尖塔群が林立する地帯。そんな“巨大針”の岩山の踏破にナスDが挑む。ここでは、山本アナも持ち前のガッツを発揮。体を張って、針のように尖った無数の岩山を登る。 するとBBCでも撮ることができなかったという奇跡のような光景に遭遇することに。このほか、幹が膨らんだバオバブの巨木が立ち並ぶ圧巻の光景など、神秘の島の多彩な表情を取材。さらには、森の中で自給自足の生活を送るミケア族をはじめ、島内の全19民族も取材。自然と共に生きる現地の人々の姿を映し出す。 初参加の山本アナは出発時、未知なる体験に向けて高揚したのか、「マダガスカルの風を感じます。なぜか分からないけど涙が出そうです…」と、気持ちを告白。奇跡のような進化を遂げた動物たちを探し、現地の人々と触れ合い、絶景を目の当たりにして、驚いたり笑ったり感動したり…素直な表情をさらけ出していく。 また、旅を終えて「とにかくナスDや大谷さんについていくのに必死で、自分の未熟さ、弱さと向き合った日々でした」と過酷なチャレンジを振り返りながらも、「実は、体調を崩すこともなく、逆に太って帰ってきちゃったんですよ(笑)」と自身の順応性の高さに驚いたとも告白した。 豊富な経験に裏打ちされた大谷氏の知識、秘境で際立つナスDの驚異的バイタリティーも全開となっている、地球最後の秘境に果敢に挑んだ6000キロの旅は必見だ。
ナスD「この国のことが大好きになりました!」
<友寄隆英ディレクター(ナスD)コメント> 今回の見どころはなんといっても大谷さんと山本さんの45歳年の差コンビです。 2人ともテレビ朝日の会社員。せんえつながら自分も入れると3人ともテレビ朝日の会社員なのです! そんな番組って今まで見たことがありません。そして今回はマダガスカル島に行ってきました。 期間はいつもよりちょっと短めの約2か月間。 僕は子供の頃から動物が大好きなので毎日「こんなことで給料をもらえるなんてっ!」と夢のような時間を過ごさせていただきました! 今回マダガスカルにお邪魔してこの国のことが大好きになりました! 温厚で親切でユニークな人々や大自然、そしてそこに暮らすさまざまな動物たち全てです。 思えばアマゾンもヒマラヤも大好きになりました。 でもいつもそれ以上に日本のことが大好きになって帰ってきます。なぜだろう?
山本雪乃アナ「逆に太って帰ってきちゃったんです(笑)」
<山本雪乃(テレビ朝日アナウンサー)コメント> ◆オファーを受けたときの気持ちを教えてください 何よりも、強烈なキャラクターを持つ大先輩“ナスD”こと友寄さん、伝説のディレクター・大谷映芳さんとご一緒できることがうれしかったのですが、その中に自分が入っていいのかなという気持ちでした。私は朝の情報番組のロケで日本中を回って来ましたが、実は一人で海外旅行した経験もなく、不安が90%! でもビッグプロジェクトに携われることがうれしくもあり、“これはとんでもない経験になるぞ!”という予感がありました。 ◆マダガスカルはどのような旅でしたか? 台本も構成表もない、何が起こるかまったく分からない旅でした。付いていくのに必死で、自分の未熟さ、弱さと向き合った日々でした。最大のミッションは“ありのままのマダガスカルを伝えること”だと思っていたので、アナウンサーというよりも、スタッフの一員として現場にいたいという気持ちが強かったです。岩山に登ったり、ヘビやカメレオンに触ってみたり、キツネザルに近づいてみたり、自分ができることは全力で挑んだつもりです。 旅の途中でカメラマンさんから「最初と全然顔が違うよ」と言われたんです。スタート時は「せっかく来させてもらったのにちゃんとリポートできているのだろうか…」と気負う気持ちが出てしまったり、「今夜はちゃんと眠れるのかな」「途中で体調が悪くなったらどうしよう」など不安な気持ちもあったりして、表情も固かったと思うんです。でも次第に、そんなことを気にしていても意味ないな、その場を楽しむことが大事だなと感じるようになり、吹っ切ることができました。 また、私はアナウンサーとして自信のないところも多々あったのですが、大谷さんや友寄さんが「さっきのコメントはよかったよ」「山本のよさはこういうところだ」などと不安要素を取り除いてくれて、それがなかったら乗り切ることができなかったと思います。 だからなのか体調を崩すこともなく、逆に太って帰ってきちゃったんです(笑)。今回の旅で自分自身のたくましさを初めて知りました。何日も髪を洗えなかったり、眉間を蚊にかまれちゃったりしましたが、それも仕方ないかとポジティブに笑えちゃうようになり、意外な順応性の高さも分かり、“初めての自分”にたくさん会えました! 動物や絶景を映し出すだけでなく、自然と共生する現地の方々の姿やマダガスカルの緑が失われつつある現状なども取材しています。決していいところばかりではありませんが、本当の自然ってこういうことなんだな、というメッセージが伝わる番組だと思います。とにかく見たことのない映像がいっぱい詰まっていると思いますので、ぜひ楽しんでいただきたいです。
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