Source:https://www.yomiuri.co.jp/national/20230318-OYT1T50211/
特殊詐欺被害を防いだとして、兵庫県警芦屋署は、コンビニエンスストア「ローソン芦屋川駅前店」(芦屋市月若町)のアルバイト店員で、ネパール人のバダル・アラティさん(26)に感謝状を贈った。来日して初めて、日本で多発している特殊詐欺被害の現状を知り、胸を痛めていた。同署によると、外国人に感謝状を贈るのは珍しいという。
アラティさんは今月1日午後6時頃、来店して電子マネー5万円分を購入しようとした80歳代男性に使用目的を確認。「パソコンに感染したウイルスを除去するため」などと説明したことから、「詐欺かもしれない。警察に相談してください」と滑らかな日本語で伝え、県警が特殊詐欺注意を呼び掛ける啓発ビラを手渡した。この後、男性は芦屋署を訪れ、特殊詐欺の手口と認識したという。
藤川真実署長から感謝状を受け取ったアラティさんは早速、ネパールの両親に報告。母は「良いことしたね。おめでとう。お母さんも幸せ」と喜んだという。
アラティさんは来日5年目で、現在はビジネスを専門的に学んでいる。ネパールでは特殊詐欺のような事件を「聞いたことがない」という。
芦屋市内では署員がコンビニ店などを巡回して被害防止の協力を呼びかけている。ローソン芦屋川駅前店では日頃から、電子マネーを高額で買い求める高齢者らに使用目的を尋ねるようにしているという。
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