Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/199b3ef35db12c21193a44e7f8d40f1393277cf7
配信、ヤフーニュースより
逮捕後の取り調べ中に死亡したネパール国籍の男性の遺族が国と東京都に対して損害賠償を求めた裁判で、東京地裁は都に対してのみ約100万円を支払うよう命じました。
訴状などによりますと、ネパール国籍の男性(当時39)は2017年、他人名義のクレジットカードを拾って所持したとして占有離脱物横領罪の疑いで警視庁に逮捕されました。
男性は警察署で留置されている際、身体を拘束する器具を付けられた後、送致された東京地検での取り調べ中に意識不明の重体になり、死亡しました。
遺族は、男性が死亡したのは正当な理由がないのに拘束器具を付けられ、血流を妨げられたことなどが原因として、国と都に対して約6000万円の損害賠償を求めていました。
東京地裁は今月17日の判決で、拘束器具を付けられたのは男性が暴れたためで「違法だとは認められない」と判断しました。
一方で「両手首から先が赤黒く膨張していて、血流を妨げられていることが外見上明らかであった」と指摘し、「警察官は男性を速やかに病院に搬送するなどの注意義務を怠った」として、都に対して約100万円を支払うよう命じました。
国に対する訴えについては「検察の事務官は男性が死亡する予見可能性がなかった」として退けました。
テレビ朝日
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