Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/e12934173490c7c9061b64fc84ba22cb7de2d7a0
配信、ヤフーニュースより
平成29年にネパール国籍の男性=当時(39)=が警視庁新宿署に逮捕された後、違法な拘束具の着用により死亡したとして、男性の妻が国と東京都に約6千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、東京地裁であった。福田千恵子裁判長は、拘束具の着用は適法だったとする一方、同署の留置担当者が注意義務を怠り死亡させたと認定、都に約百万円の賠償を命じた。国の責任は認めなかった。
男性はシン・アルジュン・バハドゥールさん。判決によると、29年3月14日に占有離脱物横領容疑で逮捕され、翌15日朝に暴れたため手首や足首などに拘束具をつけられ、署の保護室に収容。送検後の同日午後に死亡した。
判決理由で福田裁判長は、拘束具の着用は適法だったと認定したが、留置担当者はアルジュンさんの両手が赤黒く膨らんだのに気付いていたのに病院に搬送せず、死亡させたと結論づけた。
原告側は、賠償額がネパール国内での賠償事例を基に不当に低く算定されたとして控訴の意向を示した。
警視庁訟務課は「判決内容を精査した上で今後の対応を決める」とコメントした。
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