Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/a5251a63b3051a44c8ff00182c2edc44eca4979f
インド国立極地海洋研究センターのタンバン・メロス所長の話 ヒマラヤの氷河は、ほとんどの地域で解けている。
【写真特集】ヒマラヤ・トレッキング
減少ペースは過去20年で加速している。標高が高いため、温暖化の影響を受けやすい。
ヒマラヤの氷河はインド亜大陸北部の「給水塔」だ。最初のうちは融解のため通常より水量が多いが、やがて氷河はその質量を減らす。数十年後には貯水量が減少し、農業用水や飲料水の確保に影響することになる。
永久凍土が失われた結果、ヒマラヤで地滑りや雪崩などの災害が多発している。氷河の後退で生まれた湖は拡大し、多くが潜在的に危険な状態だ。湖付近で大雨や地滑りが起きると決壊する。
インド政府は、幾つかの氷河湖に早期警報システムを設けようとしている。継続的かつ自動的に監視するとともに複数のセンサーを設置し、いつ決壊するか予測する仕組みだ。ネパールや中国も試験的なシステムを構築しているが、いずれも完璧ではない。近隣諸国が協力することが重要だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿