Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/0a5dd05ed0caa65f99638a5ed66ad745396f7f9e
サッカーW杯が開催されているカタール。人口約280万人の約9割が外国人労働者で占められているそうです。滞在中に主な移動手段としているタクシーの運転手は100%外国人労働者と言っても過言ではありません。インド、スリランカ、ネパール、インドネシア、タンザニア…さまざまな国籍の方がいました。
先日お世話になった運転手はバングラデシュ出身で、1988~90年まで日本の群馬県に住んでいたといいます。「30年前なので日本語は忘れちゃったよ」と言いますが「タテバヤシ(館林)」「アシカガ(足利)」など渋い地名が続々と出てきます。溶接のお仕事をされていたのか「テッパン(鉄板)」と連呼して笑います。
当時の昭和天皇のお名前まで知っている“知日家”ぶり。オマーンやUAEなど計6カ国で働いたそうですが、「日本が一番好き」と言ってくれました。そんな彼も家族を故郷に残す出稼ぎ労働者で、給与水準はカタール人の1割程度とされています。明るい笑顔に隠れたカタールの“影”を感じました。(デイリースポーツ・山本直弘)
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