Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/125172485cf7d89fa232a63c6dd123846a3bec32
夜空を見上げてUFOを探す。そんな企画に参加するため、東京郊外に足を運んだ。「UFOを毎日見ている」という都内在住の小説家・山中麻弓さん、自身のYouTubeチャンネルでUFO探索記録を配信する漫画家・森園みるくさんらと合流。記者はUFOに関して全くの「門外漢」である立ち位置から、探索の様子やカメラに映り込んだ「謎の映像」、UFOウオッチャーの思いを伝える。 【写真】ビデオカメラ画面に六角形の被写体となって動き回った光の静止画 都心から電車を乗り継いで1時間余り。都内郊外にある某市の駅からタクシーでUFOが目撃されるという公園に乗り付けた。近隣住民に配慮し、場所の特定は避ける。12月の寒い日で夜空は澄んでいた。地平線まで高い建物もない絶好のロケーション。天然のプラネタリウムにいるかのような感覚で、首が痛くなるまで夜空を見上げた。 こんなに夜空をながめたことは久しくなかった。1986年に旅したネパールのポカラでヒマラヤ連峰を仰ぐ夜空に流れ星がピュンピュンと飛び交う絶景や、95年1月17日に発生した阪神・淡路大震災後、街の明かりが消えて闇に包まれた神戸の夜空…。数少ない夜空体験の中から、そんな記憶が浮かんでは消えた、その時だった。 「あれがUFOです」。山中さんが夜空の光を指さした。「あれですか。確かに動いてます!」と記者が示した光を見て、山中さんは「いえ、あれは飛行機です。こっちです」。見間違いだった(汗)。訂正された方角の光を凝視したが、動く気配はない。そこで、カメラを光に向けて構え、50倍ほどズームしてみると、動いていないと思っていた光が「六角形」や「扇形」に形を変えながら、激しく不規則な動きをしているではないか。顕微鏡でのぞいた微生物の動きのように。 近くで動画撮影していた森園さんのビデオカメラを見せてもらった。やはり同様の形をしたモノが飛び交っていた。森園さんは「拡大すると、六角形のものが遠くに行って小さくなったり、近くに寄って大きくなったり。扇形にもなる。形がどんどん変わる!何、この動き?ダンス踊ってるみたい。ミジンコみたいな(笑)。不思議ですよね。動きが速くて、追うのが大変」と興奮気味。さらに「私の個人的な見解としては、『フラットアース説(地球平面説)』を連想しました。月や星は全てプラズマ、またはホログラムと言われていて、そう言われればホログラムっぽいかも?」と付け加えた。 とはいえ、カメラの画面で謎の形状をしたモノが激しく動いていても、レンズを向けた「元ネタ」の光を肉眼で見る限り、記者は動いているとは認識できなかった。記者が「カメラで拡大すれば画面上で動いているのは分かるが、自分の肉眼では動いているようには見えない」と述べると、山中さんは「すごく動いてますよ!」とした上で、「もっと息を深くした方がいい。リラックスして、ポーっと見ると動いているのが分かります」とアドバイス。ただ、正直なところ、素人目には最後までよく分からなかった。 見える人には見えるが、見えない者には見えない。後者である記者は己の鈍感さを痛感しつつ、自分が見えないからといって「UFOなどない」と結論づけるのは「ごう慢」であるとも感じていた。現場での感嘆の声に込められた思いにウソはない。 山中さんは「最初、動いていると気づいた時にびっくりして、目の錯覚じゃないかと思った。そのうちにフラッシングしたりするんですよね。疑いと確信が行ったり来たりしている時期があったんですけど、動画で撮って見ることで確信を持つと、(UFOと意識が)通じやすくなるから、むこうも反応が早い。名乗れば名前を覚えてくれますよ。UFOは意識体ですから」と解説。その「心眼」の有無が、見えるか見えないかの境目であるようだ。 米国防総省では2004年以降のUFO目撃記録144件のうち143件は実態の解明ができず、うち21件では「異常な動き」が認められたという報告書を昨年公表し、未確認飛行物体の存在を事実上承認したが、記者が今回の取材で興味を持ったのは、UFOの有無以前に、それを感じられる「人」たちの存在だった。 最後に課題が残った。誰が撮ってもカメラの中では六角形や扇形の光が動いている点について、カメラの機能面に要因があるのではないか?あるいは、その光の側に原因があるとして、それがUFO以外の何ものかである可能性はあるのか?複数の仮説が立てられる状況に、さらなる検証の必要性を感じた。そこは〝継続審議〟とし、今回は中間報告として引き続き取材を進めることにした。 (デイリースポーツ/よろず~ニュース・北村 泰介)
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