Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/07c3dfd783705c3c3a2a2ca7b031630bc771df50
今回、大規模な洪水と土石流が起きたのは、ネパールと中国の国境地帯に広がる険しいヒマラヤの山脈地帯だ。付近では過去にも氷河湖の決壊などによる洪水が起きており、地球温暖化が背景にあるとの指摘も出ていた。今回の洪水の原因はまだ解明されていないが、気候変動が何らかの影響を及ぼしている可能性もある。 【動画でみる】橋をまるごと… ネパールを襲った大洪水 洪水が起きた26日当時、周辺では目立った降雨の報告はなかったとされる。一方、ネパールの災害管理当局は、米衛星データ企業プラネット・ラボの衛星画像の分析に基づき、ラスワ郡の街ラスワガディの北東約20キロの斜面で氷や岩石が崩落したことが確認されたと指摘。英紙ガーディアン(電子版)も27日、衛星画像を基に約0・2平方キロの氷塊が崩落したとする地形学者の分析を伝えた。こうした崩落により発生した大規模な土石流が川をせき止め、その後に決壊した可能性がある。 ◇氷河崩落で揺れの可能性 米地質調査所(USGS)によると、ネパールと中国の国境付近では26日午前、マグニチュード(M)5・2相当の揺れを観測した。当初は地震が土石流を引き起こしたとの見方があったが、USGSは、氷河の崩壊などによって揺れが起きたと説明している。 気候変動との関連を指摘する見方も強い。ガーディアン紙は氷河の専門家の話として、温暖化が氷河の後退につながっていることが確実視されていると指摘。洪水発生前の24時間で大量の雪が解けた可能性もあると伝えた。 中国メディアによると、中国側の現場付近では2025年7月、氷河湖決壊が立て続けに2度発生していた。土石流を引き起こし、行方不明者が出たり橋が壊れたりしたという。このときも、災害後の専門家の研究を基に、地球温暖化が背景にあると指摘された。 一方、国営中央テレビによると、中国自然資源省の専門家は今回の土石流について、分析の結果、ネパール側の高所で「氷雪崩」が発生したことが原因だと指摘。堆積(たいせき)物などを巻き込んで土石流になったとし、原因は氷河湖決壊ではないと説明した。【ニューデリー松本紫帆、北京・畠山哲郎】

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