Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/027e32e197725dd22183b946bfe39f34d84ae79e
カトマンズ、ネパール、8月27日 (AP) ー 氷と岩石の雪崩が26日にネパールで発生し、大規模な増水を引き起こした。少なくとも8人が死亡、数百人が行方不明となっており、集落やインフラにも甚大な被害が出ている。 当局によると、インド、米国、英国、マレーシアなどからの外国人291人を含む観光客384人の行方が分からなくなっている。 チベットに源流を持ち、ネパールへと流れ込む急流ボテコシ川は現地時間26日午前9時ごろに氾濫し、複数の集落、道路、水力発電施設を破壊した。 最も深刻な被害を受けた地域の一つであるヌワコット郡では、多数のビルやトラック、バンが大量の泥に埋もれた。 当局は複数の郡の住民に対し、ボテコシ川、トリシュリ川、ナラヤニ川の沿岸に近づかないよう警戒を呼びかけている。 ネパール観光局の担当者によると、行方不明者の大半はヒンドゥー教の聖地であるチベットのカイラス山へ巡礼に向かっていたインド人観光客やインド系移民とみられる。 韓国政府関係者は、ネパールの水力発電プロジェクトに従事していた自国国民が行方不明者の中に含まれていると発表した。 マレーシア外務省は、カトマンズの駐在大使館が旅行会社から連絡を受け、大きな被害を受けたラスワ郡にいたとみられるマレーシア人11人と連絡が取れなくなっていることを明かした。 26日の災害で被害を受けた同じ地域では、昨年8月にも山岳地帯の気温上昇によって隣接するチベットの氷河湖が溢れ出し、同様の増水が発生していた。当時は9人が死亡し、ネパールと中国を結ぶ橋を含む主要インフラが損壊した。 カトマンズに拠点を置く国際総合山岳開発センターの気候専門家らは、氷河からの雪崩が26日の増水を引き起こした可能性が高いと指摘している。ボテコシ川の支流であるレンデ・コーラ川で同日、最も激しい増水が記録された。 ネパールやインドなど周辺国にまたがるヒマラヤ地域は、人為的な気候変動の影響で世界の他の地域よりも急速に温暖化が進んでおり、大雨や洪水、土砂崩れに対して特に脆弱な状態にある。 研究によると、当地域では猛暑や大雨などの異常気象、ならびに氷河の融解がより頻繁に発生するようになっている。 カトマンズの研究者らが今年前半に発表した調査では、ヒンドゥークシュ・ヒマラヤ地域の氷河が加速度的に融解しており、地球温暖化と気候変動を主因として2000年以降の氷の減少速度が倍増していることが判明している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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