2023年2月14日火曜日

ネパールの医療課題に取り組む国際協力NPO法人ASHAが「Panasonic NPO/NGO サポートファンド for SDGs」に採択

 Source:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000096918.html

日本では特殊なプロボノメンバー中心で構成される本団体の組織基盤を強化し、ネパールの地方医療支援を促進します。

贈呈式の様子贈呈式の様子

  • Panasonic NPO/NGO サポートファンド for SDGsについて

 「Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs」は、社会において重要な役割を果たすNPO/NGOが、持続発展的に社会変革に取り組めるよう支援する助成です。 SDGsの大きな目標である「貧困の解消」に向けて、 NPO/NGOを対象に「海外助成」「国内助成」の2つのプログラムで、組織課題を明らかにする組織診断や、具体的な組織課題の解決、組織基盤の強化にむけた、様々な取り組みを応援しています。
Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs 公式サイト:
https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/pnsf/npo_summary.html
 ASHAはこの度「ネパールの医療アクセス改善事業を持続・発展させるための組織診断・組織基盤強化事業」として採択されました。
  • ファンド応募の背景と今後の展望
≪応募背景≫
 これまで7年間ネパールにて現地自走型の医療提供体制の構築を支援しており、近年は現地ニーズや国内での賛同者の拡大を受け団体の活動内容が広がってきました。一方で、プロボノ中心での組織運営のためコミットメントに波があることや、組織基盤強化に充当できる財源や知見・ノウハウが不足している現状があり、計画の遂行・拡大期にある組織の発展のためには外部のサポートや人材育成、寄付獲得のための投資が喫緊の課題であったため本助成に応募しました。

≪組織基盤強化≫
 規模拡大に応じた財政基盤の確保や、必要人材の確保、組織体制の最適化、エンゲージメント維持・向上の仕組化などを強化することを目的に、外部コンサルタントの伴走支援を得ながら3つのステップで組織基盤強化に取り組みます。

≪今後の展望≫
 組織として継続的・安定的に活動できる財政・人的基盤を整備し、認定NPO法人を目指すと同時に、プロボノメンバー主体での組織運営を新たなNPOのモデルとして構築し、ソーシャルセクターの活性化に貢献していくことを目指します。
 また、団体理念である「Basic Health Rights for All どこに生まれても安心して健康に暮らす権利を、みんなに」の実現に向けて、これからもネパールの医療課題に取り組んでまいります。
 
  • 採択にあたってのコメント
 ASHA 代表理事 任 喜史
 この度、Panasonic様より伝統ある「Panasonic NPO/NGO サポートファンド for SDGs」を頂戴し、本格的な組織基盤強化に着手することになりました。弊団体を対象団体に選出いただきましたこと、心より御礼申し上げます。
 弊団体は2015年創業、2017年法人設立のまだまだ若く、小さな団体です。雇用は原則ネパール側とし、日本メンバーはプロボノ中心で運営してきましたが、頂いた助成を最大限活かしながら中々着手できていなかった組織基盤の強化に取り組み、医療が届きにくい環境の改善をより力強く推進する所存です。私達の挑戦を応援していただけますと幸いです。
 ASHA 事務局次長 寺下 和志(PR・ファンドレイジング担当)
 この度は、「Panasonic NPO/NGO サポートファンド for SDGs」に採択いただき、誠にありがとうございます。今年度、「企業フィランソロピー大賞」に選ばれた歴史ある助成プログラムに採択いただき、大変光栄に感じております。
 弊団体の国内組織はプロボノ主体で運営しており、限られた活動時間など難しい面も多々ありますが、この特殊性を活かし新たなNPOの運営モデルを構築し、ソーシャルセクターの活性化に貢献していきたいと思っています。弊団体にとって今後を左右する大きなチャレンジにみなさまの応援をいただけると幸いです。
 
  • ASHAの活動内容
 「Basic Health Rights for All どこに生まれても安心して健康に暮らす権利を、みんなに」を理念に、ネパールの地方医療現場において、医療情報管理システムの導入を実施し、医療情報を適切に管理することで医療の質の向上及び効率化を支援しています。

(1)ネパールの僻地における、デジタルを活用した“医療を届ける仕組み”作り
 医療機関への地理的アクセスが限定的な地域で雇用される非医療者の保健委員が患者と正しくコミュニケーションをとり、必要な知識を与え、危険な状況にある際には察知できる問診支援アプリの提供を行っています。
 また、ネパールの医療機関では紙カルテを患者に渡すため再診時に患者が持参せず、診察履歴の確認ができない、また情報が医療機関に蓄積されない現状があります。この問題を解決すべく、履歴に基づいた医療の提供と医療ニーズを定量的に把握するための医療情報管理ツールの導入を支援しており、これまでに25,000人を超える一部地方の住民にIDを発行・利用を開始しています。

(2)ネパールの僻地の中学校における健康教育
 健康に関して学ぶ機会のない僻地の中学生に対する研修プログラムを開発・提供しています。これまでにおよそ200名の中学生がプログラムを受講しました。

【東京都より特例認定の認定を受けました】 
 特定非営利活動法人ASHAは「特例認定NPO法人」として東京都より認定されました。そのため、当法人への寄付は寄附金控除の対象になり、確定申告で「所得控除」または「税額控除」を受けることができます。
ASHAへの寄付はこちらから: https://www.asha-np.org/donate
 
  • 団体概要

・団 体 名:特定非営利活動法人ASHA【特例認定】
・所 在 地:東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
・代 表 者:任喜史、サッキャ・サンディープ(代表理事)
・創   立:2017年10月1日(2022年に創立5周年を迎えました)
・主な活動内容:ネパールの地方医療現場における医療の質向上及び効率化の支援
・メンバー数:日本:50名、ネパール:10名
・公式サイト:https://www.asha-np.org/
・Instagram:https://www.instagram.com/npo_asha_nepal/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報が

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