Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/259c38dba7f8a4f5757b1026cbce7fb7b8498d48
海外から来日して茨城県日立市で日本語を学ぶ留学生が、市民らを前に日常生活での気づきなどを発表した。アルバイト先や街角で見たニッポンには、驚きや感動があったという。 【写真】笑顔で記念写真に納まる留学生ら=2023年2月10日午前11時55分、茨城県日立市幸町1丁目、西崎啓太朗撮影 「韓国と日本は共通点が多いですが、お酒文化の差が大きく、驚きました」。韓国出身のキム・ヒョンミンさん(23)は、そう語り始めた。タイトルは「不思議だらけの居酒屋」。アルバイト先の居酒屋での体験が元になっている。 日本では1人で居酒屋に入る人も多いが、韓国では2人以上で楽しむのが普通だといい、「最近は変わってきているけれど、日本と比べたら全然(少ない)です。そのため、カウンター席の存在に違和感があります」。 1人で居酒屋に来る客を日本で初めて見た時、「なんかさびしそうだな」と思った。でも、自分が何度か1人でお酒を飲んでみたら「新世界でした」。友人とのスケジュール調整もいらず、気軽に酒を楽しめる点が気に入ったという。 「お通し」や飲み放題も面白い仕組みだと感じた。「日本は世界的に見ても独特な文化が多い国です。しかし、慣れれば便利なサービスが無数にある国だと思います」と締めくくった。 キムさんは韓国の大学に1年間通った後、約2年間の兵役を経て、昨年3月から日立で学んでいる。「日本で暮らす彼女を追っかけて来日しました」。日本語能力検定の3級と2級に満点で合格。「将来は日本でIT系企業に就職したい」と意気込んでいる。 ベトナム出身のグエン・ティ・チャンさん(19)は「絶対に知っておくべき日本語の単語は、『かわいい』です」と切り出した。「日本は何でもかわいいです。バッグや携帯ケース、傘までかわいく作られています。日本のかわいい文化が大好きです」 ネパール出身のタパ・マガル・ジバンさん(21)は、寮の隣にある24時間営業のコンビニエンスストアについて語った。「私の学校の先生も親切ですが、コンビニの人も、とっても優しいです。ネパールに帰るとき、日本のコンビニを持って帰りたいです」 発表会は、市内の「日立さくら日本語学校」が10日に日立シビックセンターで開いた。2018年開校の同校には韓国、ベトナム、ミャンマーなどから来た約30人の留学生が在籍。今回初めて、地域の住民らも招いて発表会を開いた。
朝日新聞社
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