Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/c45837ef5b3b7ddf3fd1407765b730db7a5f4778
◆全道高校体育大会◇重量挙げ(11日・士別市総合体育館) 男子81キロ級は、昨年の高校総体73キロ級5位の大崎柊哉(士別翔雲3年)がスナッチ109キロ、ジャーク141キロの合計250キロと、いずれも道高校新をマークして優勝した。2年連続出場となる高校総体では、士別翔雲勢として19年男子102キロ超級・羽田創(現早大)、21年女子71キロ級・瀬川瑠奈(現東京国際大)に続く3大会連続(20年はコロナ禍で中止)全国制覇を目指す。 春の“悪夢”を吹き払った。優勝を目指した3月の全国高校選抜73キロ級ではスナッチ105キロを3連続失敗した大崎が、圧巻の記録ラッシュ。スナッチ108キロ(19年、札幌琴似工・長田知也)、ジャーク(138キロ)と合計(244キロ)は自身が持っていた男子81キロ級の道高校記録すべて更新。「狙い通りの記録が出た。練習を信じ、自信を持って試合に臨むことができました」と納得の笑顔を見せた。 昨年まで士別翔雲に在籍した兄・佑悟さん(19)が中学1年で重量挙げを始めると、柊哉も小学6年でバーベルを握り、練習を共にし成長。兄は士別南中3年で全国中学2位、弟は同中2、3年で全国中学連覇を果たした。兄は今春、地元で就職し選手も継続。選抜で失敗した弟に、〈1〉普段から試合を意識した練習〈2〉安定性をつけるため下半身強化を助言。受け入れた弟は、重さ140~150キロでのスクワット10回×10セット、10キロのディスクを持った腹筋10回×5セットなどに取り組んできた。 卒業後は、兄と同じく地元で就職し競技継続を希望。「僕も羽田先輩、瀬川先輩のように高校総体優勝を達成、地元に明るい話題を提供したい」と自身を育ててくれた“重量挙げの街”への恩返しを口にした。 (小林 聖孝) 男子96キロ級では、士別翔雲・中川卓監督(49)の長男・賢信(士別翔雲1年)が合計191キロで優勝。「スナッチ1本目(80キロ)で成功、勢いに乗ることができました」。5歳からレスリングを始め小学6年で全国3位。中学1年で右膝を故障し、重量挙げに転向した。「練習に励み、高校3年間でレスリング以上の成績を挙げたい」と意欲を見せた。 女子55キロ級は、タカリ・スミ(北海道栄3年)がスナッチ53キロ、ジャーク58キロのいずれも自己新を出し初の全国出場を決めた。苫小牧でカレー店を営む両親はネパール人で、自身もネパール出身で5歳の時に来日。同校重量挙げ部に所属し国体8位入賞した兄タカリ・スミットさん(22)の影響で、高校1年から競技を始めた。将来の夢はメイクアップアーティスト。「競技で鍛えた心身を生かし、目標に挑戦したい」と話した。 ☆女子59キロ級・畠愛美花(まみか、北広島1年)「バスケット部との掛け持ちで、ジャンプ力向上にもつながっています。初の全国で経験を積み、来年北海道開催の高校総体に生かしたい」
報知新聞社
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