Source:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190312-00010003-finders-ent
3/12(火) 、ヤフーニュースより
ヒマラヤ登山隊の後に付いてきた野良犬が、そのままヒマラヤ登頂に成功したというニュースが、世界を驚かせている。
標高7,129mのバルンツェを登頂した犬
ヒマラヤ登頂に成功したのは、「メラ」と名付けられた、チベタン・マスティフとヒマラヤン・シープドッグの混血と思われる雑種犬。約20kgの普通のメスの犬だ。
アメリカ・シアトル在住のドン・ワーゴースキーさんは、ネパールのカトマンドゥに拠点を置く「Summit Climb」のメンバーを引き連れ、Mera peakを下山している時、野良犬のメラと偶然遭遇した。その3週間後の2018年11月9日に、メラはネパールに位置する標高7,129mのバルンツェを登ることになる。
アメリカ・シアトル在住のドン・ワーゴースキーさんは、ネパールのカトマンドゥに拠点を置く「Summit Climb」のメンバーを引き連れ、Mera peakを下山している時、野良犬のメラと偶然遭遇した。その3週間後の2018年11月9日に、メラはネパールに位置する標高7,129mのバルンツェを登ることになる。
二晩も氷河と吹雪に身体を晒したことも
登山隊に付き添っていた地元民族のシェルパも、最初はメラを黙認していたが、登山を続ける中で次第に彼女の能力を高く評価するようになった。「シェルパもこんな出来事は初めてと言っていた。彼女は特別な犬で、登山隊に幸せをもたらしてくれた」とワーゴースキーさん。
しかし、すべてが順調だったわけではない。あるとき、メラは二晩も氷河と吹雪に身体を晒して寝なければならないことがあった。このときばかりはワーゴースキーさんも彼女が凍え死んでしまうことを覚悟したという。しかし彼女は一切傷ついておらず、その後テントの中に入り、一緒に食事をした。
しかし、すべてが順調だったわけではない。あるとき、メラは二晩も氷河と吹雪に身体を晒して寝なければならないことがあった。このときばかりはワーゴースキーさんも彼女が凍え死んでしまうことを覚悟したという。しかし彼女は一切傷ついておらず、その後テントの中に入り、一緒に食事をした。
登山隊の先頭を走りヒマラヤ山頂へ
登頂へ向かう最後の日でも、メラは絶好調だった。急な尾根を移動しなければならなかったが、彼女は高度や崖を心配せず、登山隊の先頭を走っていた。
ワーゴースキーさんは「メラは自分自身がこれまで行動してきたことに対し、自信に満ち溢れているようだった」と振り返った。そして、メラは山頂で舌を出し、息を切らしながらワーゴースキーさんを待っていた。
「これまで犬と一緒に頂上にいったことは無かった。メラは私に擦り寄り、撫でてほしそうにしていた。それはとても現実とは思えなかった」とワーゴースキーさん。
ワーゴースキーさんは「メラは自分自身がこれまで行動してきたことに対し、自信に満ち溢れているようだった」と振り返った。そして、メラは山頂で舌を出し、息を切らしながらワーゴースキーさんを待っていた。
「これまで犬と一緒に頂上にいったことは無かった。メラは私に擦り寄り、撫でてほしそうにしていた。それはとても現実とは思えなかった」とワーゴースキーさん。
ヒマラヤ登頂を成し遂げた初めての犬
メラのヒマラヤ登頂のニュースを受けて、ネパールの登山を記録している「ヒマラヤ・データベース」のビル・ビーアリング氏は、メラがヒマラヤ登頂を成し遂げた初めての犬だろうと述べ、「政府の許可なしで登ったことで、トラブルに巻き込まれないことを願っている」と付け加えた。
メラは現在、ベースキャンプのマネージャーとともに幸せに暮らしている。
メラは現在、ベースキャンプのマネージャーとともに幸せに暮らしている。
文:岩見旦
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