Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/e7e20b9da9adf9baa3a96bfe68c1ae27d03e99f4
死ぬまでに一度は行ってみたい旅行先として、世界で最も人気の高い場所はどこだろう? 例えば、バリ島のような遠く離れた場所を訪れたい、オーロラのような自然の驚異を体験したい、タージマハールのような象徴的な建築物を探索したい……というように、旅行者は世界で最高の訪問地を求め、2025年に向けて大きな夢を抱いていることが、南アフリカに拠点を置く旅行企画会社のGo2Africaによる新たな調査で明らかになった。 【画像】ランキング上位の旅行先 世界で最も「死ぬまでにやりたい」と思われている旅行体験を明らかにするため、Go2Africaのデータチームは全世界におけるグーグルの検索動向を分析。Ahrefsというツールを使用し、過去12カ月間に最も検索件数が多かった「死ぬまでにやりたいことリスト(bucket list)」に関連する語句を調べた。そしてこのデータを基に、世界で最も人気のある「死ぬまでに行きたい場所」の最終的な順位付けを作成した。 ちなみに2023年はモルディブ、2021年はドバイにある世界一の高層建築ブルジュ・ハリファ、2020年はヨルダンのペトラ遺跡、2019年はバリ島が1位だった。 ■死ぬまでに行きたい場所:トップ5 2024年はインドネシアのバリ島が、全世界で最も多くの人が「死ぬまでに行ってみたい」と思っている旅行先の1位だった。 グーグルの「死ぬまでにやりたいことリスト」に関連する検索件数が228万件を超えるバリ島には普遍的な魅力があり、新婚旅行に出かけるカップルから、冒険心の旺盛な人々、文化に深い興味と関心を抱く人々、家族で休暇を楽しむ人々まで、多くの人を惹きつける。「神々の島」として知られるこのインドネシアの楽園は、静かな浜辺、ワールドクラスのサーフィン、美しい滝、象徴的な寺院など、多様な魅力で旅行者を魅了する。さらに、そのスピリチュアルな拠点としての評判から、「訪れるべき場所」としての認識がますます高まっている(そう、2010年に公開された映画『食べて、祈って、恋をして』の影響は今も大きい)。 Go2Africaの調査報告によると、2番目に「死ぬまでに行きたい場所」として人気が高かったのは、自然の中で野生動物を観察するサファリ体験だった。「アフリカのサファリは、同大陸の豊かな野生動物にどっぷり漬かるための究極的な手段であると、私たちGo2Africaでは信じています」と報告書の著者は書いている。「威厳のあるライオンから、めったに見られないハネジネズミまで、アフリカのサファリは一生に一度の冒険を約束します。そこではすべての瞬間が、自然界における野生の美しさに触れることになります」 第3位は、白壁の建物とエーゲ海の眺望で有名なギリシャのサントリーニ島だった。「この島は美しい建物があるだけでなく、火山活動によって作られた特徴的な砂浜、火山地帯の荒涼な風景、息を呑むような絶景でも知られており、カップルで写真を撮るなら絶好の場所です」と報告書の著者は書いている。 第4位には「地球上で一番幸せな場所」、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドが入った。世界のトップ5を締めくくるのはフランス領ポリネシアのボラ・ボラ島。高床式の水上バンガローとターコイズ(トルコ石)色のラグーンで知られる楽園の島だ。
「自然の驚異」に触れられる旅行が人気
■旅行者の意欲を掻き立てる魅力、その傾向 Go2Africaの調査報告では、世界中の旅行者の意欲を掻き立てる魅力の傾向がいくつか明らかになった。 ・「自然の驚異」が圧倒的人気 荘厳な景色から一世一代の冒険まで、自然に基づく体験が「死ぬまでに行きたい場所」の上位を占めている。例えばマチュ・ピチュ(世界全体で7位)は、本国であるペルーを含む15カ国で、死ぬまでに行ってみたい場所の1位だった。新・世界七不思議にも選ばれたこの古代インカ帝国の都市では、息を呑むようなハイキングを体験でき、その中にはインカ帝国時代の人々が歩いていた道を歩くインカ・トレイル・トレッキングも含まれる。その他の自然の驚異には、多くの地域で上位に挙げられ、世界全体で10位に入ったグランドキャニオンなどがある。 ・都市にも注目が集まる 都市での冒険も「死ぬまでに行きたい場所」の上位に見られた。ニューヨークは、アルゼンチンやフィンランド、台湾など27カ国で最も人気が高い「訪れてみたい場所」だった。自由の女神像(世界全体で12位)のような象徴的なランドマークやカルチャーシーン、世界的な影響力が、この都市の人気を不動のものにしている。 ■住んでいる地域によって、行きたい場所、理由も違っている Go2Africaの調査報告では、地域による嗜好の違いも際立っており、地理や文化が「死ぬまでに行きたい場所」にどのような影響を与えるかということに関する洞察を得ることができる。 Go2Africaは、各国で一番人気の高かった「死ぬまでに行ってみたい旅行先」を地図で示した。スイスでは多くの人々がラスベガスへ行くことを夢見ているようだ。ベトナムではエッフェル塔、ホンジュラスではグランドキャニオンが最も人気が高い。アルゼンチン人はニューヨークへ行ってみたいと思い、アルジェリア人は中国へ行って万里の長城を見てみたいと思っている。日本には米国へ一度は行ってみたいと思っている人が多い。 Go2Africaはまた、特に米国と英国における「死ぬまでに行きたい場所」の嗜好について深く掘り下げた。 米国:米国人は自然の驚異と遠方へ足を伸ばすことの組み合わせを求めるようで、オーロラを見に行くことが1位だった。次いでグランドキャニオンが2位、ボラ・ボラ島が3位という順位だった。Go2Africaのサイトでは15位まで発表されている。 英国:英国人もオーロラに憧れているようだ。1位は米国と同じくオーロラ体験だが、2位はエッフェル塔、3位には南アフリカが続く。 世界で最も人気の高い「死ぬまでに行きたい場所」トップ15は以下のとおりだ。さらに詳しい情報を知りたい方は、Go2Africaのサイトで調査報告の全文をご覧いただきたい。 ■「死ぬまでに行きたい場所」トップ15 1位:バリ島(インドネシア) 2位:サファリ体験(アフリカ各地) 3位:サントリーニ島(ギリシャ) 4位:ウォルト・ディズニー・ワールド(米国フロリダ州) 5位:ボラ・ボラ島(フランス領ポリネシア) 6位:オーロラを見に行く(各地) 7位:マチュ・ピチュ(ペルー) 8位:タージ・マハル(インド) 9位:エッフェル塔(フランス・パリ) 10位:グランドキャニオン(米国) 11位:パタゴニアでハイキング(チリ) 12位:自由の女神(ニューヨーク) 13位:エベレスト山(ネパール) 14位:ストーンヘンジ(英国) 15位:南極
Laura Begley Bloom
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