Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/5c1b4d9099e0bd65b08760b0070b8c7b6599dc7e
配信、ヤフーニュースより
2013年まで青森県新郷村の外国語指導助手(ALT)を務めたクリストファー・トーマス・カールセンさん(32)=米国出身=が昨年8月、同村に移り住んできた。世界20カ国以上を巡ったクリストファーさんにとって、新郷は「一番好きな場所」。今年から村内で英会話教室を始める予定で、着実に村民としての歩みを進めている。 クリストファーさんは米国ニューメキシコ州生まれで同オレゴン州育ち。テレビゲームやすし、ラーメンなどの料理を通して日本文化への興味を深め、大学卒業後の11年に来日した。 村へ赴任した当初は、東京や大阪の都会的なイメージとかけ離れた環境に驚いたが「静かさと風景がすぐに好きになった」。ALTとして子どもたちはもとより村民との親交を深め、ニンニクやコメ栽培など農作業の手伝いも経験。「教えることと農業が好き。両方できる新郷が魅力的に思えた」と振り返る。 3年の任期を終えた後も村に住み続けようかと考えたが、その前に一度世界を見ておきたいとベトナムやネパール、ニュージーランド、ヨーロッパ各国などと米国を行き来し、農業や建設、宿泊業などさまざまな仕事に従事した。「それでも人々が一番温かかったのは新郷だった」と、移住への思いが強まったという。 オレゴン州に留学してきた際に知り合った真紀子さん(25)=神奈川県在住=と昨年4月に結婚。コロナ禍の影響もあり、2人そろって移住するスケジュールは先送りとなったが、今年春には同居生活を始める予定だ。 少子高齢化が進む村にあって「子どもが少ないというのは悲しいこと。自分の力でも子どもを増やしたい」というクリストファーさん。将来の目標を尋ねると「ただの一村民になりたい。この先40、50、60歳になってもずっと変わらない気持ちでいたいんだ」とほほ笑んだ。
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