Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/97b4aae58bd5f92d9900992ab54600a75b5fc855
配信、ヤフーニュースより
北朝鮮が昨年に交代した在外公館長の中で、欧州地域の北朝鮮大使の交代率が36%で最も高かったことが分かった。チョ・ソンギル駐イタリア北朝鮮大使代理の亡命(2018年11月)の影響が大きいとの見方が出ている。 ■「世界の軍事力ランキング」米国1位、韓国6位、北朝鮮は?
19年と20年に韓国統一部(省に相当)が発刊した「北朝鮮の主要機関・団体の人名録」を分析した結果、36の北朝鮮在外公館がある欧州地域では、計13か国の北朝鮮大使が交代となったか空席のままであることが分かった。オランダ駐在の北朝鮮大使は、ソ・セピョン氏から李元国(リ・ウォングク)氏に代わった。ノルウェー、デンマーク、ラトビア、リトアニア、フィンランド兼任大使はカン・ヨンドク氏から李元国氏に代わった。 空席だった駐ベルギー大使にはチェ・イル元駐英北朝鮮大使が赴任した。チェ・イル大使はポーランド大使も兼任するという。前ポーランド大使は李根(リ・グン)氏だ。 駐チェコ大使は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の叔父、金平一(キム・ピョンイル)氏からチュ・ウォンチョル氏に代わった。金日成(キム・イルソン)主席の娘婿、金光燮(キム・グァンソプ)氏が務めていた駐オーストリア大使には、チェ・ガンイル元外務省北米局長が新たに赴任した。太永浩(テ・ヨンホ)元公使が亡命した後の英国、チョ・ソンギル大使代理が亡命した後のイタリア、金平一氏と金光燮氏がそれぞれ兼任していたスロバキアとハンガリーの北朝鮮大使は空席になっていることが分かった。 さらに、48の北朝鮮在外公館があるアフリカでは、14か国の北朝鮮大使が交代となり、交代率は29%だった。タンザニア、エチオピア、ベナン、ブルンジ、マラウィ、ナミビア、南アフリカ、ガーナ、ガンビア、ギニアビサウなどに駐在する北朝鮮大使が交代または新たに任命された。 南米地域では、25か所ある北朝鮮の在外公館のうち、空席だった駐メキシコ大使にソン・スンリョン氏が赴任したのを除けば、異動がないことが分かった。旧ソ連加盟国(CIS、独立国家共同体)では、モルドバ、ベラルーシ、アルメニア、ウクライナ、カザフスタン、トルクメニスタンの北朝鮮大使を兼任していたキム・ヒョンジュン元ロシア大使が朝鮮労働党の国際部長に昇進したことに伴い、大使のポストが空席となった。 17か所に北朝鮮の在外公館がある中東地域は、駐イラン大使がカン・サムヒョン氏からハン・ソンウ氏に代わった。25か所に在外公館があるアジア・太平洋地域では、フィリピン、インド、ネパールの大使が交代となった。米朝首脳による「ハノイ物別れ会談」の舞台となったベトナムと、金正男(キム・ジョンナム)氏暗殺事件のあったマレーシアの大使は空席となっている。
0 件のコメント:
コメントを投稿