Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/93e19e34053c6f63d41f229b096199675628d5a0
南小国町は、町内で増加する在住外国人対応の一環として、庁舎内各課の窓口に、「自動翻訳機」を導入している。不慣れな異国で生活する外国人とコミュニケーションを取りやすくすることで、相談しやすい関係づくりに役立てている。 翻訳機は、150の言語に対応できるタブレット端末のアプリ。互いの会話を瞬時に翻訳、ディスプレーに表示する。昨年7月、9台を町民課などに置いた。同課では、手続きなどで訪れる外国人の応対に、週に複数回使っている。 総務省の人口動態調査(2024年1月1日時点)によると、南小国町の総人口3875人のうち、外国人は196人。増加率67・52%は、菊陽町に次いで県内で2番目に多かった。 外国人の転入は続いており、今年1月31日現在ではネパールやベトナム、中国など13カ国の230人が居住。旅館や小売店、工場などさまざまな分野で働いている。町民課によると、この数年で日本語や英語が話せない外国人が増えている印象で、ディスプレーを介して母国語でやりとりできることが、安心感を与えているという。
町は、「母子手帳」の多言語化など、今後も外国出身の住民への配慮を進める。河津頼子課長(52)は「窓口での会話を通じて外国人が困っている内容を庁内で共有し、対応策を考えたい」と話した。(花木弘)
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