2015年11月6日金曜日

富山・総曲輪に「和」生活スタイルの店、陶器や和小物など季節に合わせた提案も /富山

Source:みんなの経済新聞ネットワーク 11月5日(木)、ヤフーニュースより

 富山市中心部、総曲輪通りの東端に10月13日、和風生活雑貨の店「和具 ペリカン堂」(富山市総曲輪3、TEL 076-422-3805)がオープンした。(富山経済新聞)

小川甚八の急須から「SKRUF(スクルーフ)」のガラスまで幅広い品ぞろえ

 店主・須垣光弘さんは、富山出身。35年ぶりに地元へ戻り、初の路面店を構えた。「和具」という言葉から日本製の調度品をイメージさせるが、須垣さんが選ぶものは「和」の生活スタイルにふさわしいと考える道具たち。日本製のものに限らず、アフリカや北欧、ネパールなど民族で長く培われてきた伝統的なクラフトなども取りそろえる。「あえてイレギュラーなものを差し込むことで、古くからあるものに新鮮な輝きを与えられることを伝えたい」と須垣さんは話す。

 電車通りに面したショーウインドーには島根県松江市で5代にわたり民芸陶器を作り続ける「袖師窯」の大皿などを陳列。そのほか福岡県の「小石原焼」、福島県の「宗像窯」、熊本県の「小代焼」など各地から集められた陶器や「小倉織」の眼鏡ケース、「津軽こぎん刺し」のカード入れや「倉敷手織本染研究所」の手織りマフラー、「鳩居堂」の文具など、須垣さん自身が作り手と話しながら一つ一つ吟味したものがそろう。富山のものでは「桂樹舎」の和紙小物や「博鳳堂 炭谷三郎商店」の鋳物製品などをセレクト。季節に合わせて、商品は部分的に入れ替える。

 須垣さんが店を構えるにあたって一番置きたかったものは「神戸のつくも窯の十場天伸(じゅうばてんしん)さんの作品。とてもセンスある作家だと思う」と笑顔を見せる。まだ店頭には並んでいないが、年末ぐらいには入荷予定という。

 新たな店が徐々に加わり、かつてのにぎわいを取り戻しつつある総曲輪通り。富山に久しぶりに戻ってきた須垣さんは「車での目的の買い物ではなく、商店街を歩きながらふと足を止め新しい発見や魅力ある商品と出合う。そんな買い物の楽しさを感じられるような店舗であるよう、さらに磨きをかけて街の中心部の活性化に一役担えたら」と語る。

 営業時間は10時~18時。水曜定休。

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