Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/f773fe9590a7ee7935eb4d832b55ede5ef48aa19
配信、ヤフーニュースより
新型コロナウイルスオミクロン株の世界的な感染拡大を受け、政府は11月30日、外国人の入国禁止を発表しました。県内の日本語学校では落胆の色を隠せません。 弘堂国際学園 山本由子理事長:「ああ、またかという感じ。学生が入ってくるのがまた伸びる」 鳥栖市の日本語学校「弘堂国際学園」。 コロナが流行する前は毎年、ベトナムやフィリピンなどアジアを中心に10カ国ほどから留学生を受け入れています。 定員220人あまりに対し現在は聴講生を含め30人。在籍している留学生は新型コロナ流行の合間を縫って来日できましたが、その後、今年1月を最後に受け入れはできていません。 学校法人弘堂国際学園 山本由子理事長:「前に面接をした学生が入国ができない」「自国で待機している学生が186人いる」 留学を待機している186人のうちやっと4人が必要な審査済証をもらい入国を待ちわびているなか、新たな変異株オミクロン株の世界的な感染拡大による入国禁止。 学校法人弘堂国際学園 山本由子理事長:「学生たちのモチベーションをなくさないようにオンラインでつないだりしているが、約2年近く入ってきてないわけだから、”もう日本に行ったってしょうがないな”とか”自分の国の大学に行こうかな”とか”違う国に行こう”とか、だんだん日本を諦めている学生もいることは確か」 去年4月に来日し日本語学校に通う予定だったネパールの男性にオンラインで話を聞いてみました。 ネパール在住 マナンダルアザエさん:「1年半くらい(入国を)待っている」「日本に行けることがとてもうれしかった。でもこういうニュースで私も私の友達もがっかりしている」 日本に留学し大学進学を目指すアザエさんは今後もネパールで日本語の勉強と家業の手伝いをしながら留学できる日を待つということです。 ネパール在住 マナンダルアザエさん:「(日本で)ホテルマネジメントを勉強したい」「早く日本に入りたい」 一方、こんな影響も… 一時帰国予定(ネパール)アチャルエプラメスワルさん:「就職できたらなかなか国に帰ることができないので、今のうちに帰ってお父さんとお母さんに会ったら、心配かけないので帰りたい」 学園が運営している系列の専門学校では、来年3月に卒業を控えた5人が一時帰国を予定しています。日本の企業に内定をもらい3年ぶりに一時帰国を決めたプラメスワルさん、12月9日に出国、23日に再入国を予定していますが、その心中は複雑です。 一時帰国予定(ネパール)アチャルエプラメスワルさん:「(ネパールに)帰って(日本に)戻れなくなったら就職ができない。今まで(勉強を)頑張って専門学校ももうすぐ卒業なのに、内定が取り消しになったら仕事ができなくなるから不安」 しかし、プラメスワルさんは今後のことも見据えていました。 一時帰国予定(ネパール)アチャルエプラメスワルさん:「(ネパールに)帰らないで、2年3年我慢して仕事をしてお金も貯めて、日本に家族を呼ぶこともできるので、それができたら帰らない方がいい」 しかし、落胆しているのは留学生ばかりではありませんでした。 学校法人弘堂国際学園 山本由子理事長:「学費をもっての経営。学生が入ってこないとなると学費も入ってこない。(職員らの)給料が出ないので銀行からの融資で今やっている。全国各地の日本語学校で閉校になっているところが多い。多分、私たちと同じ気持ち」
サガテレビ
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