Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/5f097e1e357e54afb2aaf4483c3a00659024bc97
<ブータン・プレミアリーグ:ティンプー2―2パロ>◇20日◇ティンプー サッカー日本代表として3度のFIFAワールドカップ(W杯)に出場した本田圭佑(38)が、ブータン1部の強豪パロFCのリーグ最終戦でゴールを決め、節目のトップリーグ10カ国目の得点を記録した。 【写真】後方には大きな山と歴史的建造物感…整列する本田圭佑 ティンプー・シティーFC戦に先発し、今年8月8日のチラン戦以来、同リーグ2試合目の出場。最前線でゴールを狙う姿勢を示し続け、前半34分にPKを冷静に右隅に決めた。 代名詞ともいえる背番号4を背負った本田は、これまで日本でプロになりオランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、アゼルバイジャン、リトアニアと実に9つの国のトップリーグでプレーし得点してきた。 クラブ公式戦での得点は2021年9月26日のリトアニアの強豪スドゥバでのバンガ戦以来、実に3年ぶり。さらに1―2の後半46分にも、勝負強さを発揮。クロスを頭でねじ込み、この試合2点目を決め、敗色濃厚だったチームを救った。標高2400メートルの地でフル出場。試合は2―2で引き分けた。 試合後、すでに優勝を決めていたチームはピッチ上に用意された舞台でシーズン終了のセレモニーに臨んだ。リーグ2試合出場の本田も金色のメダルをもらい、チームメートにうながされ、大きな優勝カップを仲間とともに、高く掲げた。 本田のパロFCとの再契約は13日に発表され、その後、ブータン入り。試合に備え、現地でチーム練習に参加していた。 このクラブとは、今年7月末に当初は1試合限定という異例の形で契約。8月に予想外のリーグ戦1試合と、当初から見込んでいたAFCチャレンジリーグへの出場権を懸けたプレーオフ、チャーチ・ボーイズ・ユナイテッド(ネパール)との一戦に出場した。 大事なプレーオフでは泥んこ、まるで田んぼのようなピッチで奮闘。“必殺仕事人”的な契約で見事チームに出場権をもたらした。21年11月以来、約3年ぶりに選手として公式戦の場に戻って、しっかり結果を出していた。 ただ、8月の2試合で得点はなかった。クラブの変わらぬ熱い思いと、本田自身のクラブへの強い思いから、再契約の運びとなった。今回も1試合限定のプレーで、チームの勝利とともに、節目の得点を狙っていた。 ◆記録メモ 本田が肩を並べていた“9カ国制覇”は、大物でも、少なくとも2人いた。 ▽アブレウ 世界の1部リーグでプレーした数で、ギネス記録、31クラブを渡り歩いた元ウルグアイ代表FWのセバスチャン・アブレウは、ウルグアイ、アルゼンチン、スペイン、ブラジル、メキシコ、イスラエル、ギリシャ、エクアドル、パラグアイ、エルサルバドル、チリの11カ国の1部リーグでプレーした。そのうち9カ国の1部リーグでゴールした記録が残る。アブレウは代表でも活躍し、10年W杯南アフリカ大会に出場するなど国際Aマッチ通算73試合31得点。 ▽フォルラン Jリーグプレーした経験のある世界的な有名選手では、同じく元ウルグアイ代表FWのディエゴ・フォルランがアルゼンチン、イングランド、スペイン、イタリア、ブラジル、日本、ウルグアイ、インド、香港と9つの1部リーグでゴールを記録。J1のセレッソ大阪で26試合7得点など、各リーグで10年W杯得点王の実力を示した。
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