Source:http://mainichi.jp/articles/20151210/k00/00e/040/175000c
年末恒例のミステリー小説ランキング国内部門で、作家、米澤穂信(ほのぶ)さん(37)が「王とサーカス」(東京創元社)で、史上初めて2年連続3冠を達成した。ランキングは評論家、書店員、ミステリー愛好家らが選ぶ「ミステリが読みたい!」(早川書房)▽「週刊文春ミステリーベスト10」(文芸春秋)▽「このミステリーがすごい!」(宝島社)の三つ。昨年、「満願」(新潮社)で史上初の3冠に輝いたのに続く快挙。
米澤さんは2001年にデビュー。11年「折れた竜骨」で日本推理作家協会賞、14年「満願」で山本周五郎賞を受賞した。ミステリーの新世代を担う作家の一人。「王とサーカス」は、ネパール・カトマンズで王族殺害事件に遭遇したフリージャーナリストが手探りの取材を進める姿を追いながら、報道することの意味を問う。米澤さんが「プロとして一歩踏み出せたんじゃないかと思う」と語る作品になった。【内藤麻里子】
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