2019年2月26日火曜日

東京五輪・パラ 兵庫県内合宿地、続々決まる フランス、豪州…活性化期待

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00000075-san-l28
2/20(水) 、ヤフーニュースより
 2020年東京五輪・パラリンピックに参加する海外チームの事前合宿地に県内の自治体が続々と決まっている。昨年までに神戸市や姫路市が競泳ニュージランド代表や柔道フランス代表などの合宿地に決定。今年に入り加古川市もツバル代表の合宿地に決まった。各自治体は事前合宿地になれば地域活性化や国内外へのPRにつながると期待しており、ほかの自治体も招致活動に力を入れている。

 「間もなく回答がくることになっている」

 カヌースプリント競技でスウェーデン代表の招致活動を担当する宍粟市の担当者は、朗報を心待ちにしている。

 同市は「音水湖(おんずいこ)カヌー競技場」(同市波賀町)や周辺を東京五輪の事前合宿に活用してもらおうと、平成29年度から施設を整備。県などと連携し、海外代表の招致活動を展開してきた。

 昨年11月には、スウェーデン代表の関係者が同競技場を視察。同行した市の担当者は、湖水のきれいさや練習に専念しやすい静かな練習環境、五輪本番で使われるものと同じ「自動発艇装置」を備えていることなどをアピールした。

 市によると、視察を終えた代表チームの関係者は「日本国内4カ所の候補地で、(ここが)日本一だと思う」と話していたという。回答は2月中にも市に伝えられる予定だ。

 播磨地域では、姫路市が柔道フランス代表の事前合宿地に決定。国内最大規模の道場がある県立武道館など充実した施設が評価のポイントになった。西脇市は、西オーストラリア州と姉妹都市提携を結んでいることなどから卓球オーストラリア代表の事前合宿地に選ばれた。

 加古川市も今年1月、南太平洋の島国・ツバル代表の事前合宿地として覚え書きを締結した。岡田康裕市長は「これを機にツバルとの国際交流をスタートさせたい」と抱負を語った。

 県内ではほかに、神戸市が競泳ニュージーランド代表やオーストラリアのパラリンピック代表、ネパールの競泳パラリンピック代表の合宿地に内定。陸上フランス代表は三木市で事前合宿し、県立三木総合防災公園陸上競技場を利用する。

 今後、事前合宿地に選ばれた自治体は、来夏の本番に向けた受け入れ態勢の整備が求められる。また、合宿地を活用した国際交流の機会を市民に提供できるかも重要になりそうだ。(香西広豊)

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