Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/61a93798fd45971ba85a117b2abe5cc476399bfb
神奈川県内の大学などに在籍する外国人留学生は今年5月時点で1万1956人(前年同期比2439人増)で、4年ぶりに増加したことが県のまとめで分かった。1万人台の回復は2年ぶり。外国人の新規入国停止など新型コロナウイルスの水際対策が22年3月以降、緩和されたことが回復を後押しした。
出身は128の国・地域にまたがり、9割がアジアからだった。中国(5563人)、ネパール(1176人)、ベトナム(1101人)、韓国(910人)、スリランカ(452人)の順に多かった。スリランカは1990年の調査開始以来、初めて上位5カ国に入った。県は「経済危機や政情不安など深刻な国情が影響している」と分析する。
学校種別では大学が4607人で約4割を占め、日本語教育機関(2848人)、専修学校(2299人)、大学院(2070人)の順に在籍者が多かった。
2022年度中に卒業した留学生は3565人。進路は「日本国内で就職」(1372人)、「日本国内で進学」(954人)が約65%を占め、留学を機に日本を引き続き活動の場に据える傾向が見られた。
県の毎年5月時点の調査では、県内の留学生数はコロナ禍前の19年に1万3855人で過去最多を記録。ただ、20年以降は入国制限などで減少が続き、22年は9517人で、15年(9839人)以来の1万人割れとなった。
神奈川新聞社
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